川北英隆のブログ

京都の桜はちらっと咲いていて

久しぶりに鴨川沿いを歩き、大学の研究室に行った。道には春が訪れていた。ハクモクレンが満開近く、柳が青々している。桜の花は枝に1つ、2つ咲いていた。
温い日が続けば一気に満開になるだろう。小学校の頃、新学期の前後に桜が満開だったことを思うと、1週間は早い。
研究室に行ったのは引っ越しのためである。
退職すると、非常勤で大学に残ったとしても研究室は没収となる。これが教員にとって大変な出来事となる。というのも、いろんな意味で個室を与えられていることがメリットだからである。真っ先に生じる切実な悩みは、大量の本や書類をどうするかだろう。
僕の場合、新たな研究室を確保した。共同で使うことになるが、とにかく場所を確保できたのはありがたい。とはいえ、部屋は変わる。建物が変わり、さらに研究室の位置が低くなる。今まで8階だったのに、新しい研究室は2階だからである。これまでの10年間楽しんできた眺望がなくなる。
ということで、今まで使ってきた研究室からの眺望を写真に収めた。時計台と、その奥に生駒山と金剛山が写っている。
そんなこんなで、今日は書類の整理をした。あっという間に時間が過ぎた。次の機会に本の整理をしないといけない。夕方に、もう一度鴨川を歩いて帰ると、咲いた桜の花の数が増えていた。日中の日差しが強かったのだろう。
816研究室.jpg

2016/03/26


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