川北英隆のブログ

ゴリラの住んでいる環境とは

ゴリラが住んでいるのは国立公園として保護されている。とはいえ、人間の生活環境と隣接している。日本でいうとクマやイノシシと同じである。いつ接触してもおかしくないと思えた。
コンゴとルワンダでの霊長類見学、3回ともそうなのだが、車でアプローチして、そこから1時間前後でゴリラやチンパンジーに出会える。それも直線距離ではない。
そもそも観光用に、レンジャーが大体どの付近で霊長類が餌を食べているのかを常時把握している。これが1回300ドルの中に入っている。
その把握した場所をめがけて案内してもらうわけだ。相手も動物、常に移動しているから(ライオンのように餌をたらふく食べたら寝ているわけでないから)、ジャングルの中を少し歩きまわり、探さないと行けない。先導者(現地人)がナタでヤブを刈ってくれる。その後に従う(写真)。それが1時間程度の時間である。というわけで、1時間歩くといっても、直線距離にすると1キロもないだろう。
そんな環境の中にゴリラやチンパンジーがいる(もちろん、国立公園は非常に広いから、人間と接触していないのも多いだろうが)。可哀想なものだと思う。内戦で人間同士が戦闘状態になれば、写真のゴリラも食べられる運命だと思うと情けない。ルワンダの大虐殺の時代、たくさんのゴリラが殺されたのは事実である。
ゴリラを求めて.JPG

2016/08/26


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