川北英隆のブログ

今年の気圧配置はものすごく変

今年の夏、関西は非常に暑い。大阪の猛暑日は最高記録だとか。そんな中、2つの変な現象を発見した。1つは台風の進路である。もう1つは、「夏やのに冬なんかな」現象である。
最初の話題。今、南の海上にいる台風10号は三つ子で誕生した(8/19に書いた)。そのうち2つは連続して北海道を訪問した。もう1つは、これが台風10号なのだが、変な、普通の台風とは逆、関東南方で発生した後、南西に進み、もう1回、関東の方に進もうとしている。せっかく関西の「水は甘いで」と、豆台風の時に誘ってやったのに。要するにUターン台風である。就職口が見つからなかったのか。
夏に迷走する台風は時々ある。今回の12号、その迷走と比べて変である。今週から来週にかけて、この奇異な台風の命運は決まるだろう。
もう1つは、今日の気圧配置を見てほしい。西高東低、大陸に強い高気圧がある。数日前から気になっていたのだが、こんなに明確な冬型の気圧配置(ただし少し北に偏っている)は、過去に記憶がない(そんなに毎日、毎月、天気図とにらめっこしているわけではないが)。沿海州付近は冬の第一波だろうか。
いずれにしても、過去に例のない、少なくともほとんど例のない気圧配置パターンが出現していることに違いない。いよいよ地球環境が大転換期を迎えていると考えていいように思えて仕方ない。
2016082618天気図.jpg

2016/08/26


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