川北英隆のブログ

湖東の3つの丘を歩いて巡る

天気が良かったので琵琶湖の東側の山というか丘というべきか、3つを巡ってきた。1つは相当以前からの宿題だった雪野山(竜王山)である。残りの2つ、布施山(玉緒山)と瓶割山は行き掛けの駄賃である。
何故、雪野山が宿題だったかというと、1つには、その山に登る理由がある。一等三角点の山だからである。一等三角点の山ばかりを狙っているわけではないが、どうせ登るなら少しでも名のある山がいいというので、注意して見つけるようにしている。もう1つの理由は、かつて会社勤めをしていた頃、湖東の山は奈良の実家に帰るか大阪出張のついでに登っていた。そんな登り方をしていると、米原からかなり離れている雪野山に登るのは、どうしても後回しになってしまう。
今回、京都から東海道線で近江八幡まで出た。そこで近江鉄道に乗り換え、八日市を経由して大学(びわこ学院大学)前で降り、布施山、雪野山、瓶割山を順繰りに登り、最後に近江八幡に戻った。大学前から近江八幡まで直線距離で8キロ程度である。
天気は雨上がり、近江盆地は大津を抜けると田園地帯である。うっすらと霧がかかっていた。水が豊かで、夏暑いから関西の穀倉地帯である。戦国時代は豊かな地域だったのだろう。今回登った布施山、瓶割山には山城があった。雪野山には古墳群がある。
何故、雪野山という名なのか。近江は関西としては雪の多い地域である。とはいえ雪野山に特別多く雪が降り積むわけでない。とすればと、歩きながら思いついたのは、古墳つまり墓が多いことから「逝き山」ではないかという説である。ネットと山の文献で少し調べてみたが、何も出てこなかった。
写真はその雪野山の古墳の一部である。
雪野山古墳群.JPG

2016/12/05


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