川北英隆のブログ

釜臥山に登る

大湊の夕食は「京華」だった。ほや酢、青つぶ刺身、いか寿司(イカに野菜類を詰めたもの)が美味かった。もっと居たい気もしたが、翌朝が4時起きなので早々に引き上げた。
4時台にホテルを出るので、釜臥山登山口(水源地公園)まで30分強歩くつもりだった。と、駅にタクシーがいる。仮眠している運ちゃんを起こした。水源地公園まで1400円だった。
この公園から登山道までが難関である。きちんと書いたガイドが見つかっていない。
まず、公園内を流れる沢の右岸(登る方向からすると左手)の遊歩道を緩やかに登る。古い堰堤(文化財に指定されている)を過ぎ、コンクリートの大きな堰堤が見えてくると、沢から離れるように右岸の林道を歩く。車の通った部分だけ草の少ない道だ。
僕が持っていた簡易ガイドブックにある「登山案内板」なるのはなかったが、木に「釜臥山」の表示があった。送電塔の巡視路が右手に分かれる。あくまでも「登っている道」を選択する。
公園入口から20分程度歩くだろうか(遊歩道や脇道を確認しながら歩いたので正確には不明)、林道の左手に登山道が分かれる。登山道に入ると一本道である。広葉樹と笹の道である。登った日は前日の夕方と同様の天気で、山には低い雲がかかっていた。雨ではないのだが、草木が霧で濡れ、その露で靴の中が完全に濡れてしまった。
登山道は沢の上部に付けられている。やがて沢から離れるようになり、稜線に着く。スキー場からの登山道との合流点である。右手に鞍部があり、その先にちょっとした岩のピーク(七面山と呼ばれる)が見える。すぐ先に岩室がある(こちらが七面山かもしれないが)。さらに先で別の登山道と合流するが、詳細は不明である。
樹林帯の中の、岩や木の根の混じった急登となる。薬師天との名のある巨石の下を通り、ガレ場を登る。それを登り終えると頂上直下である。
頂上部にはアンテナ群がある。その横に、埋もれるように釜臥山(879メートル)の三角点があった。頭の上は晴れていたものの、素晴らしいはずの展望は何もなかった。次回、三途の川を渡ったついでに立ち寄るべきかもしれない。
帰りはスキー場コースをたどった。ガイドにもあるように、こちらの方が簡明である。
スキー場を下りきり、ホテルまで歩いた。国道に出てから30分かかった。
ホテルの朝食(9時まで)に間に合った。部屋でシャワーを浴び、着替えてチェックアウト。大湊駅で八戸までの切符と、八戸から東京までの新幹線(特急券)を予約した。東北新幹線の中ではネットが使えたから、東京から京都までの特急券を予約した。ネットに繋がりにくかった北海道と青森、どうなっているのだろう。
写真は釜臥山の三角点である。フェンスの奥にアンテナ群がある。
釜臥山三角点.JPG

2017/07/23


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