川北英隆のブログ

株式投資で成功するための法則

前日の「株式投資の第一歩」で株式の買い方を書いた。でも、それだけではカスをつかんでしまうかも知れない。個人としてカスをつかまない方法というか法則を、思いつくままに書いておく。
0、個人としては(多くのプロもそうだと思っているが)、中長期投資が基本である。
1、日本企業の場合、今の大企業を信じてはいけない。官僚的な企業が多すぎる。これでは世界的な競争に負けてしまう。この意味で、東証株価指数(TOPIX)は「負け指数」である。
2、世界を見渡すことである。海外旅行がチャンスでもある。遊びのついでに、何かを発見しよう。そのつもりになれば、株式投資のヒントが転がっている。
3、海外での競争力のある企業を狙うと、上手くいく確率が高くなる。内弁慶な企業(国内で良いだけの企業)はカスである可能性が高い。もちろん国内だけの企業であっても、これから伸びる可能性を否定するものではない。
4、当然ながら、海外企業も視野に入れるべきである。日本企業を選ぶにしても、海外の同業他社と比べたい。
5、売上高営業利益率について、10%は欲しい。これが1つの目安だろう。もちろん、業種によって異なるだろうが。売上高営業利益率の高さには、競争力と経営力が表現されている。
6、株主優待や配当につられてはいけない。これらはあくまでも外見というかお化粧である。何回か書いたが、グーグル(アルファベット)、アマゾン、フェイスブックは無配である。
7、時代の流れを考えたい。社会であり、技術であり、人間の嗜好という未来の生活である。これらについて証券会社が囃すことも多いが、移ろいやすい。抜けもある。自分の頭でイメージし、考えてみることが重要となる。
8、これと思う企業が出てきたら、徹底的に買うことである。市場全体につられて値下がりすれば、それが嬉しくなる。もっと買えるから。とはいえ、値下がりした場合にどこまで信念を貫けるのかで、真の投資家かどうかが決まる。これは僕自身への戒めでもある。
9、短期売買は、天才でもないかぎり、やらないのがいい。経験上、儲かることもある。しかし、中長期投資とは両立しない。これも僕の手痛い経験則である。

2017/08/06


トップへ戻る