川北英隆のブログ

郡山の老舗と臘梅

実家に行った。実家では臘梅と水仙が咲いていた。椿もあるはずなのだが、気がつかなかったから、まだ咲いていないのかもしれない。ついでに郡山の老舗で買い物をした。
写真は臘梅である。カメラが一眼レフではないので、全体にぼけている(一眼レフで撮ってもぼける?)。とはいえ、初春の花、香りもいい。香りは写真では無理だが。臘梅、関東では秩父の宝登山が有名である。関西は知らない。
老舗は、1軒はいつもの源九郎餅の中嶋である。年末に買った餅がよく搗けていて最高だった。それで、今回も餅を目当てにしていた。1つ80円だった。
ショーウィンドウに12個だったか、それしか並んでなかったので、少し遠慮して10個注文した。と、オバさんが奥にある「こうじゅうた(麹蓋)」から10個取り出してきた。もっと注文してもよかったのだと納得した。
ついでに豆餅も買った。なまこ状になっていて1000円だった。搗きたてだそうで、家でも包丁で切れるとか言われたが、その場で切ってもらった。1.5センチくらいの太さに切ったもらったところ、9つになった。焼いて食べるのが楽しみである。なまこ餅、この他にエビ入りと何も入っていないのが売られていた。
もう1軒、山根の蒲鉾屋に立ち寄った。ショーウィンドウに目当ての蒲鉾がない。聞くと、需要がないので年末にしか作らないとのこと。仕方ないので、天ぷら(さつま揚げ)を買った。紅ショウガの入ったのとごぼう天である。原料は蒲鉾と同じだそうで、オバさんが「美味いよ」と説明してくれた。観光客も買って食べるのだそうだ。
早速(立ち食いではなく、家でだか)食べたところ、やはり美味かった。オバさんが自慢するだけあって原料の差なのだろう。ゴボウ天は、噛み切れないのではと心配になるほど太いのが入っていた。
いつものことながら、「残っている老舗を盛り上げ、味の文化を残さないと」と思う。
20180201臘梅.JPG

2018/02/01


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