川北英隆のブログ

伊勢神宮に参る

先日、伊勢に出掛けた。鳥羽の奥のホテルに泊まり、伊勢神宮に参ることにした。伊勢神宮は、多分3回目だろう。小学校の修学旅行、父親の車での旅行、そして今回か。
鉄道を使った。京都からだと近鉄である。でも、どこで降りればいいのか。五十鈴川を覚えていたので、そこでどうかと考えた。地図を見ると、おかげ横丁、内宮などが近くにある。
では、内宮とセットの外宮はどうなのか。こちらは、五十鈴川から離れていて、猫でいうとではない、駅でいうと伊勢市か宇治山田である。
まずは内宮だろうと、五十鈴川で降りた。賑やかかなと思ったのが間違いで、何もない駅だった。線路沿いに少しだけ南東に歩き、左折して高架をくぐり、月読宮、猿田彦神社の名を見ながら「おはらい町通り」に入った。古い町並みが残っている。その通りの右手(西側)に「おかげ横丁」がある。「さすがに伊勢」と感じる。
ちょうど昼の時間だったのと、かなり歩いて腹が減ったので、伊勢名物だという「手こね寿司」の店に入った。手こね寿司とは、元々は漁師の飯だとかで、カツオの漬け丼みたいなものらしいが、最近ではマグロも使うらしい。「らしい」と書いたのは、それを注文しなかったから。
この通りには有名な「赤福」の本店がある。京都でも買えるので、見るだけだった。土産に買って美味かったのが「虎屋ういろ」だった。虎虎(ことら)なんちゃらという菓子や小物も売っていた。寅年生まれとしては買いたい一品だろう。
肝心の伊勢神宮だが、庶民には関係のない神様のようだ。本殿の付近は撮影禁止、参拝所に賽銭箱が置いてあるだけで、肝心の本殿との間には白く薄い垂れ幕があり、神様を隠している。
内宮では監視人がいて、混雑しないようにと「(垂れ幕の前に)並ばず、横に広がって拝んでも一緒」と叫んでいた。「拝んでおこう」という気分も冷めてしまう。
その後、時間があったし、バスが出ていたので、伊勢市まで戻り、外宮にも参った。こちらは伊勢市駅から近い。外宮には多分来たことがないと思った。参拝所と本殿の関係は内宮と一緒だった。叫ぶ監視人はいなかったが。
伊勢神宮、それでも熱烈な信者がいるようだ。鳥居をくぐるときに一礼、出るときにも一礼している参拝者を何人も見かけた。多分、伊勢神宮に足を向けて寝ていないのだろう。
写真は参拝所の横から見た外宮の本殿である。外宮は平らな所に本殿があるので、比較的ちら見ができる。
内宮は一段高い所に本殿があるので、あまりよく見えない。周囲の杉の大木が内宮の歴史を語っていた。
20190511伊勢外宮.jpg

2019/05/11


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