川北英隆のブログ

高校卒業50周年の同窓会

高校を卒業して50年が経過したそうだ。あまり計算したことがなかったので「そうだ」にした。卒業したのが昭和44年(1969年)3月末だから、正確には50年と半年である。
それを記念して昨日、奈良市内で同窓会があった。出席したのは卒業生60名と、3年当時の担任の先生が1名だった。1学年150人の高校で、すでに14人が亡くなっているから、相当な出席率だと思う。
クラスはAからCまで、担任だった先生のうち2人が他界されている。今回出席された先生は80歳だとか。我々と11歳の差、今は見かけ上、ほとんど「誰が生徒か先生か」状態になっている。
かつての美少年も美少女も爺婆に片足以上を突っ込んだ。そう書いておこう。この表現のうち、「爺婆に片足以上を突っ込んだ」のは本当である。
自分のことを棚に上げて書くと、優秀だったはずの同級生が、いろんな場面でボケを演じた。その度に大笑いになった。男女の比率が半々の高校だし、もはや男とか女とか意識する必要性に乏しいから、和気あいあいと笑えるのである。そういえば、誰かが「・・女の子が・・」と喋った尻から、他のが「ええっ、もう女の子ちゃうやろ」と突っ込んでいた。
この同窓会、通常は昼食会でやっていた。今回はホテル(猿沢池からすぐの飛鳥荘)での夕食会で、希望者はそのまま泊まれる仕組みだった。僕は、飲んだ後すぐに京都に帰るのが面倒だったので、泊まり組に入った。13人泊まったと聞いている。
ホテルには露天というか展望風呂があった。小さ目の湯舟に入ると、興福寺の五重塔と南円堂が見えた。奈良は田舎とはいえ、市内にはそれなりに明かりが灯っている。その明かりを背景に、影絵のように浮かぶ古寺の姿はなかなかいい。ホテル自体はどうという程のことはないのだが、夜、外から展望風呂に入りにいけるのなら行きたいと思った。
なお、この風呂でも大笑いのネタがあったのだが、ブログで公開するのはどうかと思うので、関係者と自分自身の備忘録として、「大笑いのネタがあった」とだけ書いておく。
写真は今朝、ホテルを発ってすぐ、興福寺を振り返ったところである。
20191020興福寺と飛鳥荘.jpg

2019/10/20


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