川北英隆のブログ

台風と緊急時の対応雑感

今年、関東を襲った2つの台風の被害を見聞きし、いろいろと思った。災害時を想定した対策もやった。反省もした。いくつか思いついたままに記録しておきたい。
1つは電気である。停電すると今の時代、何もできない。スマホやノートパソコンを使ってある程度の対応は可能だが、そもそもスマホの電池をむやみに使うのは、自ら情報鎖国に近づく行為である。
そこで今回(9月末)、大枚を払って(3万円近くした)蓄電池を買った。災害で役立たなかっても(無理に役立ってほしくないが)、屋外での飲み会に役立つかも。
Anker PowerHouse 200という製品である。要は大きなリチウム電池に入出力用の端子と表示ランプが付いている。
アマゾンでまずまずの人気と評価とか。同じメーカーでさらに大容量の製品もあったが、持ち運びを考えると(より高価やし)、「この程度やろ」と考えた。重さは1.8キロとある。能書きによると、MacBookを3回以上、スマートフォンを約15回充電できるとか。
ついでにUSBで使えるLED電球も買った。停電の時に役に立つと思うし、僻地への旅行の時にも活用できそうだ。これこそノートパソコンを緊急の電源にできる。乾電池を蓄えておくと、それを使ってUSB端子から出力する器具があるから、LED電球を使える。この出力用の器具は1000円くらいで入手できる。
災害時の問題は水だろう。とくにマンションに住んでいると水を部屋まで上げるのが大変である。対応策の1つが風呂に水を貯めておくことだろう。つまり、風呂に入ってもすぐに流さず、次に風呂を使う直前に入れ替える方法である。風呂に水があると、緊急時にトイレ用に使えるし、体も拭ける。
これに加え、2リットルのペットボトルに水道水を蓄えておくことも必要である。こちらは飲水用である。時々入れ替えないと水が腐るだろうが。トイレなどに置けば、あまり邪魔にならない。
別の観点から、新幹線での大混雑で思ったのが、最近の鉄道はすぐに計画的運転休止をアナウンスする。と、それに対応し、仕事を定時前であろうが何であろうができるだけ早く切り上げ、帰宅すべき(帰宅を促すべき)である。つまり一般企業も、銀行も、計画的に営業休止を宣言すべきである。電車が動かないのに、企業や銀行が通常通り営業を続けるなんて、愚の骨頂でしかない。
僕としても反省がある。翌日の新幹線の運休を知りながら、その前日の夕方のパーティに1時間以上残っていたなんて、「アホやった」。知り合いと会う約束を履行するためとはいえ、僕としたことが「クソ真面目すぎた」。もっと言えば、その会合に出席するため(ほぼマストだったのだが)、台風の露払いとして東京に出掛けたことが正しかったのかどうか。

2019/10/14


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