川北英隆のブログ

横浜港留置クルーズ船のお粗末

横浜港に留め置かれているクルーズ船、ダイヤモンド・プリンセス号と言うらしい。その船内に高校の同級生(NNさん)が乗り合わせていたとか。コロナちゃんにやられてはいないらしく、おかげで?船内に閉じ込められ、怒っている。
同級生がFacebookで状況を外部に伝えたらしい。僕はFacebookをしないのだが、間接的にそのことを聞いたので、Facebookに義理登録している手前(ちなみに友達リクエストが来ても対応していないので、悪しからず)、少し入ってみた。と、日本の対応がお粗末だとわかる。
ダイヤモンド・プリンセスというよりも、お粗末プリンセスかな。
報道されているように、持病などの薬が足りないというか、まだリクエストされた薬の半分程度しか配布されていないのが現状らしい。
クルーズ船でののんびり旅だから、乗客は時間のたっぷりある爺婆中心だろう。とすれば持病の1つや2つあるのが当たり前。いろいろと薬を出されると、どんなのだったか正確に記憶できない。薬手帳などを持参していればいいのだろうが、旅行に持参するのかどうか。普段薬なんて飲んでいない僕にはわからない。
その薬の配布に手間取っているらしい。同級生も70歳近く、持病があるとかで、その薬が来ないので怒っていた。留置して何日になるのか(5日くらいかな)。その間、政府(多分、責任部署である厚労省)は何をしてきたのか。
オリンピック開催時にコロナちゃん的な事態が生じれば、人数がはるかに多いことだし、ますますもって対応不能に陥る。そもそも、オリンピックに備え、緊急事態への対応マニュアルの整備や人員の確保などをしていたはずなのにと、情けない状態に耳を疑う。
そうそう、いまさら薬類をヘリで届けようとの案を高老違う厚労大臣が言ったとか。「アホやん」である。企業と同じで、トップに能力がなければ、部下がアホか茶坊主になる。政府として、当面の課題であるコロナちゃんの一件落着が見えれば、「猛省せんとあかん」。そう同級生の代わりに怒っておく。
ついでに書くと、同級生は船会社の対応の遅さにも怒っていた。「ちゃんと対応している、不備がないようにしている」とのアリバイ工作的な船内アナウンスがあるとか。そんなことよりも、薬を早く配布するのが焦眉の急だと。
海外からの旅行者も多数乗船している。彼/彼女らへの対応に不備があるのなら、日本の「おもてなし」の看板が泣く。「セクシーに」というので、大臣級の誰かが犠牲になり、桜の前で踊って見せるのか。
いずれにしても、この綻びは政府にとって重要な糧である。クルーズ船の朝食だが、ちょびっとサラダ、小さなパン2つ、ゆで卵2つ、それと紅茶的に見える飲み物2杯、その写真がアップされていた。貧しい糧である。

2020/02/09


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