川北英隆のブログ

田中山と旗振山を往復

妙光寺山から峠まで戻った。次に田中山を目指すには2つの方法がある。最初の登山口に戻るか、尾根伝いにアプローチするかである。労力的に大差ないのだが、同じ道をなるべく避けるのが芸?というもの。しかも尾根伝いの道もよく踏まれていそうだった。
峠から直進し、まずは小ピークに登る。その小ピークで道が分岐する。右(南)に下るのが妙光寺山南麓からの道である。今回は左(北)に下った。こちらの道は三上山もしくは田中山方面からのハイキングコースになっている。
かつてこの山塊には花崗岩の大きな岩と松が多かったようだ。今では松はすっかり枯れている。下りに花崗岩の上に登れる箇所がある。そこからの展望が良く、鏡山が遠くに見えた。
高度差で40メートルほど下り、峠になる。地形図によると峠を越す道があるのだが、ざっと見たかぎり何もなかった。峠を直進し、次の小ピークに登り返す。このピークで道が分岐している。右(南)は三上山からのハイキングコースである。左(北)に折れ、尾根を下る。多少のアップダウンがある。鏡山と、その手前にある希望が丘文化公園が見える。
最後に、妙光寺山の登山口から登ってきた車道に出るのだが、登山口が崩落しているらしい。迂回路があり、地形図よりも少し西寄りの箇所で車道に出た。
その車道を50メートルほど下ると、右に田中山への登山口がある。ハイキングコースになっていて、表示が整備されている。
花崗岩質のザレの多い急登である。高度差90メートルほど登ると展望峰とよばれるピーク(240メートル)に着く。かつてこの付近に山火事があり、展望の良い時期があったとか。今は灌木が成長したためか、あまり展望がない。むしろピークの手前のほうが良かったし、田中山付近の稜線からも展望が得られる。
田中山への登りもザレが多い。ハイキング用に補助ロープも設置されている。田中山は少し長いピークであり、一番奥に三角点がある。田中山付近から三上山と妙光寺山が見えるが、さすがに妙光寺山は低い。田中山の山頂は先の展望峰と同様、灌木が育っていた。
田中山から見た旗振山は大したことのないピークだが、何箇所か旗振りの跡を見ているので、ついでに見ることにした。ザレの多い道を下り、登り直すと旗振山なのだが、表示がなかった。植林の中に入り、行き過ぎたことを確認し、戻った。植林の手前に大きな花崗岩があり、その中の1つは、旗を立てるためだろう、丸い穴が掘られていた。
旗振山からは行きの道を展望峰まで戻った。道標によると、展望峰からそのまま東に尾根を下れば、希望が丘文化公園の西ゲートに出られる。登山口まで戻る予定歩変更し、東へ尾根を下った。緩やかな整備された尾根道で、ザレで滑らないか心配する必要もなかった。そのうえ近道だった。
妙光寺山から田中山まで50分、田中山から旗振山を往復し、希望が丘文化公園の西ゲートまで35分だった。
上の写真は妙光寺山手前から見た田中山付近で、左から旗振山、田中山(2コブ)、右端が展望峰である。下は田中山の三角点である。
20210130田中山.jpg

20210130田中山山頂.jpg

2021/01/30


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