川北英隆のブログ

大磯の一等三角点を再訪

東京で用事があり、それが夕方に終わった。ついでだからと、今週の山を大磯の山にした。実は1983年に登った山なのだが、登っていないと勘違いしてしまった。登頂記録の調べ方が悪かったようだ。
登ったのは大磯の北側にある丘である。高麗(こま)山、浅間(せんげん)山、千畳敷(地元の案内には湘南平)である。それぞれの標高は168m、180.9m、180mである。このうち浅間山には一等三角点(点名も浅間山)があり、それがこの丘の値打ちの1つである。全体がハイキングコースになっている。
東海道本線の大磯で降り、線路沿いに歩く。途中で道は旧東海道に入り、その後で国道1号線と合わさる。国道の歩道を250mほど歩くと、左側の山側に高来(たかく)神社、もしく高麗神社の立派な参道が出てくる。
神社にお参りし、右手から高麗山に登る。すぐに男坂と女坂に分かれる。今回は男坂を登った。道は急なうえに、かなり歩かれているので荒れ気味である。途中で女坂と合流し、その少し先で高麗山の山頂に着く。山頂は広場(奥社)になっている。山全体が自然林の中にあり、展望はない。
高麗山から西に稜線を歩く。やはり自然林の中の道である。稜線が広くなり、散策路が出てくる。適当に歩いて浅間山に着く。小さな祠と一等三角点があった。
浅間山の南側から下る。稜線上にも道があるが、整備されていない。下り切り、登り返すとテレビ塔のある千畳敷(湘南平)である。車道が北側から上がってきていて、全体が公園になっている。
山頂からは丹沢、富士山、箱根、江ノ島、三浦半島から房総半島、横浜が見えた。テレビ塔が大展望台になっているのだが、老朽化対応工事のために当分閉鎖とのこと。レストランのある展望台らしきものも閉まっていた。それでも、千畳敷をうろうろすれば展望が得られる。
千畳敷の南西側から善兵衛池方面に下りた。すぐに住宅地に出る。地下通路を使って東海道本線の南側に出る。そのまま線路沿いを東に戻れば大磯の駅である。1時間45分の歩きだった。
写真、上は千畳敷から見た浅間山(左)と高麗山(右)である。下は浅間山の山頂である。鳥居と祠の左側に三角点がある。
20220203浅間山と高麗山.jpg

20220203浅間山山頂.jpg

2022/02/03


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