川北英隆のブログ

三頭山へ

三頭山(みつずこやま)の名について、「みとうさん」かと思っていた。山頂に登り着き、「みつずこやま」だと知った。もっともピークが3つに見えるのかどうかは不明である。
山陰本線の八木駅からバスに乗れば簡単に神吉(かみよし)地区に入れる。いい地名である。神吉地区は高原(標高350m程度)の小盆地になっていて、山に囲まれている。2月に南側の山を歩いた。そこで北側も歩こうと思った。
2005年に地蔵山を歩いた時、その北に山が続いているのはわかった。神吉地区の地図を見ていて、それが三頭山だったと知ったことも、「是非歩かないと」と思わせた。
バスは、まず「神吉上」を通り、神吉公民館や旧神吉小学校前を経て終点の「神吉口」に着く。「逆やろ」だが、実際そうなっている。神吉上に入る車道が新しいのだろう。
今回は終点の神吉口で下りた。その先は国道を歩くのだが、車が少ないので安心である。廻田池の南側を過ぎ、堰堤と築造記念碑に着く。ちょうど桜が満開だった。バスの車窓からミツバツツジの花をたくさん見たことも思い出した。
堰堤からは国道の左手に付けられた県道に入り、越畑へ向かう。地蔵山の西が緩やかな斜面となっていて、そこに広がる村である。登山道は越畑北ノ町を縫うように、北東へと上がっていく。獣避けの柵を抜けるとよく踏まれた登山道になる。植林を抜け、広葉樹が目立つようになると稜線に出る。芦見峠である。南へ進めば地蔵山、北は三頭山である。送電塔の巡視路もある。
峠から軽く芦見谷川に下る。芦見谷川は去年の10月に朝日峯を歩いた時に少しだけ遡った沢である。地蔵山といい朝日峯といい、京都市内から見える。その裏側を歩くわけだ。
植林の中に入り、芦見谷川へ下る道を分け、登りになる。この分岐点を芦見峠とする地図もある。峠という雰囲気の点では芦見谷川への分岐点のほうがふさわしい。ここで2人連れに出会った。当日、唯一の登山者だった。
分岐から登ると伐採地に出る。振り返ると地蔵山が大きい。その中腹に白い花がたくさん咲いているのが見えた。桜ではない(山桜はまだツボミだった)。さらに伐採地の先にも白い花を付けた木が多くある。タムシバかコブシである。
昨年4月、己高山(こだかみやま)を歩いた時にコブシのことを書いた。と、時々感想やら示唆をいただくTさんから、「タムシバでは」との意見と、コブシとタムシバを説明した図鑑のコピーが届いた。その記述と、撮った写真を見ながらタムシバかコブシか特定しようとしたのだが、正直なところ「よく分からない」。タムシバの可能性が高いようだが。
その白い花を愛でながら緩やかに登ると三頭山の西側のピークに着く。右(東)に伸びる道があるので、それを150mほどたどると三頭山の山頂だった。三角点(728.0m、点名は細野)がある。広葉樹林の中、展望はなかった。
写真、上はタムシバかコブシである。遠目の場合、区別が難しい。下は三頭山の山頂である。
20220410タムシバ.jpg

20220410三頭山山頂.jpg

2022/04/10


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