川北英隆のブログ

登山用地図アプリの使い分け

六甲では登山地図のお世話になることが多かった。地図とはGPS対応のデジタル地図である。その六甲では、1種類の地図に頼ると困る。最近つくづくと、同じことを感じる。
僕が国内で使う地図は3種類ある。使い始めた順にグーグルマップ、ジオグラフィカ、ヤマレコである。
皆が知ってるグーグルマップは一般的な地図ソフトながら、山の中ではほぼ役に立たない。道の記載がないから。ただし山の中であってもポイント(見処や山頂)の記載はある。また山から下りた後でバス停を探すのにも役立つ。
最近、山で多用している地図ソフトはヤマレコである。原図である国土地理院の地形図の上にソフトのユーザーによって足跡が残されているから、その跡を追跡すればいろんな山を歩ける。もちろん一般的なコースも印が付けられているし、そこにも当然ながら足跡が残されている。山の中のポイントも記載がある。
というように便利なのだが、問題もいくつかある。1つに、向いている方向の表示が小さすぎて判別が難しい。2つに、最近のことだが、ルートの設定などをしないと、「設定しろ」との表示が出て地図の一部が見えなくなる。この表示は地図の画面に触れると消えるのだが、それでも繰り返し表示される。もっともタダで利用しているため、文句は言えない。3つに、六甲などの登山者の多い山では足跡が多すぎる。その足跡にかき消されて肝心の地形が判別できない。
そこでピンチヒッターとしてジオグラフィカを使っている。このソフトはヤマレコからユーザーの足跡を除いたものと考えれば、ほぼ正しい。ただし向いている方向の表示が大きいので、どちらに向かって歩いているのかが明瞭にわかる。しかも足跡がないから、地形がクリアである。
その上、わずかながら入会費を支払ったので(その後は無料)、地図を事前にダウンロードしておける。山に入った場合、通信事情などによって地図の更新ができないか、できても非常に遅い場合がある。その対策としてジオグラフィカの地図を事前にダウンロードしている。これが非常時に役に立っている。
実はヤマレコも地図を事前にダウンロードできるそうだが、月々会費が必要である。今のところジオグラフィカで代替できているので、月々の会費を払う気にはなっていない。

2022/10/15


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