川北英隆のブログ

金剛童子山を越える

京都から丹生山系に入るには神戸電鉄の谷上駅を使うのが最も早い。2時間かからずに着いた。神戸三宮から市営地下鉄に乗り換えると10分で六甲の下をくぐってくれるからだ。
谷上駅は北に出る。川(志染川)を渡り、そのまま坂を上がり、小学校の前を通って下ると谷山川に沿った県道に出る。1車線の道で、ゴルフの車が上がっていく。ゴミが捨てられた川ながら、かつてはホタルもいたのかなと思う。
川の流れが細くなると鰻ノ池の堰堤に着く。標高460m地点である。駅が240m台だから、結構な登りである。
車道は池の西側を通っている。水面に薄い氷が張っているのを見つつ池を抜ける。車道が西に折れる地点付近に金剛童子山への山道があるはず。しかし見つからなかった。少し戻ると「私有地に付き関係者以外立ち入り禁止」の表示と新しいチェーンで塞がれた道らしきものがある。車道の横にはやたらと立ち入り禁止の表示があったので、その1つかと思って通り過ぎたようだ。「所構わず」オフロードバイクが乗り入れるらしい。
地図で確かめ、「オフロードバイクやないから許してや」と、そこから入った。地形図に「黒甲越」と書かれた峠道である。道は広いものの荒れている。登山者以外歩かないし、「立ち入り禁止」ならなおさらだろう。
谷沿いに歩くと「いもり池」と呼ばれている小さな水たまりがある。それを見て、少し先の分岐を左(西)に折れる。相変わらず広い道が続く。小型車が1台放置されていた。
道は小さなピークを巻き、鞍部に出る。金剛童子山へは鞍部から踏み跡程度の道を西へ登る。すぐに山頂だった。雑木が茂った中に三角点(565.4m、点名は山田)だけがあった。
下りは直進するように、登りと同じような踏み跡に入る。先に分かれた県道へはすぐだった。ゴルフ場を示すレンガのブロックが積まれているので、その切れ目から道路に出た。灌木の赤いテープが目印に付けられている。
写真、上は金剛童子の山頂、下はゴルフ場側から見た金剛童子山である。
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20230102子山を.jpg

2023/01/02


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