川北英隆のブログ

高塚山を経て一等三角点へ

東京駅から早朝の総武線に乗れば、木更津乗り換えで千倉に8時過ぎに着く。3時間弱かかるのだが。千倉駅で少し待ち、8時45分の白浜方面行き日東バスに乗ると、大川バス停に9時に着く。ネットの地図には七浦小学校前とあったので、慌ててバスを降りた。
バス停から車道を少し戻り、表示にしたがって高塚不動尊へと折れる。お寺の後ろに白い崖の目立つピークがある。それが高塚山かと登るときには思っていたが、実は龍護山だと後で判明した。
高塚不動尊の本堂に立ち寄った後、寺の入口に戻り、北に折れる。表示がある。畑の中を通り、階段状の登山道を上がる。最初はコンクリートで固められているが、すぐに普通の階段になる。常緑広葉樹林(スダジイ)の林の中の道である。所々、崩れを補修してある。海岸の見える箇所もある。
傾斜が緩くなると鳥居があり、その先、左に一等三角点と龍護山への分岐がある。とりあえずは高塚山を目指す。すぐに神社のある山頂に着く。狛犬の1つが地面に転げ落ちている。社の屋根も傷んでいるとか。
神社の後ろが高塚山の最高点である。房州低名山高塚山216mの名札があった。
分岐まで戻り、一等三角点へ向かう。最初は赤いテープが多く、また踏み跡もしっかりしていた。基本は稜線上の道である。
踏み跡が大きく下り始め、展望のある箇所出ると、踏み跡が分かれる。南へ、比較的明瞭な踏み跡を下ると龍護山である。右へ(南西に向いて)不確かな踏み跡がある。この不確かなの方が一等三角点へのルートである。
小さな鞍部に下り、200mの等高線ピークへと登り直す。踏み跡はこのピークの南側を通り、次の鞍部へと下る。この等高線ピーク付近の踏み跡が定まっていない。倒木が多いからだろう。赤いテープはあるのだが、ヤブに隠れていることが多い。また、タラノキやイバラがあり、かすり傷を得やすい。
等高線ピークを下った小さな鞍部の左(南)に「大川堰」への分岐がある。この鞍部から緩やかに登ると目指す一等三角点なのだが、最初の部分に竹藪があり、踏み跡が不明瞭だった。
大川一等三角点(205.8m、点名は大川)はスダジイの立派な林の中にあった。ちょっとした広場の中にベンチがあり、小さな建物の壊れた跡もあった。
帰りは大川堰を選択しようかどうか迷った。時間があればそうしたのだろうが、東京へ早めに戻りたかったので、安全を期して往路を戻った。とはいえ、定まらない踏み跡を戻るのは行きと同様の難しさがある。やはり200mの等高線ピーク付近がややこしかった。
龍護山からの踏み跡と合流して安心した。予定していた11時24分のバスに間に合った。
上の写真は高塚山である。奥に最高点がある。下は大川一等三角点である。
20230205高塚山.jpg

20230205大川一等三角点.jpg

2023/02/05


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