川北英隆のブログ

ブルガリアのムサラ山-1

3つ目の山はブルガリアの最高峰であり、バルカン半島の最高峰でもあるムサラ山、2925mだった。これを登るため、北麓のリゾート地、ホロヴェッツ(Borovets)のホテルに泊まった。翌朝、4人乗りのゴンドラを使って標高2340m地点まで上がり、そこから歩き始める。
ゴンドラは8時30分から動き始める。少し前に麓の駅に出向くと、すでに大勢が並んでいた。団体客が多いようだった。とはいえゴンドラの数が多いから、15分くらいで乗れた。乗ってから25分くらいで山頂駅に着く。駅から少し下り、小さな鞍部に出ると、そこに山小屋風の建物がある。クロアチアからの老人中心の団体がいて、ムサラ山に向かっていた。
ムサラ山への本来のコースは、鞍部から左手へ、広い歩道を緩やかに下り、ムサラ小屋と避難小屋を経るものである。しかし鞍部から直進し、広い尾根を登っていく登山者が何人かいた。それを見て、つい「尾根からでも行けるのでは」と呟いてしまった。
ムサラ山は大勢の登山者がいるので現地ガイドは雇っていない。日本からの添乗員も、以前のツアーでムサラ山に登っている。今回は少し別のコースでと思ったのだろう。また、途中で一般コースに合流できると判断したようだ。そこで尾根伝いに歩くことになった。
最初はスキー場の広い尾根である。リフトが左(東側)に3本設置されている。小さなキキョウ、ヤナギラン、オトギリソウ、メタカラコウの類が目立った。稜線からはムサラ山はもちろん、四囲の山が大きく、北アルプス的な雰囲気があった。
3番目のリフトを過ぎると、ハイマツが茂り始め、大きな岩が転がり始める。小さなアップダウンを過ぎると、行く手に大きな岩山が現れる。家族連れや犬を連れた登山者が先に進んでいるのだが、その岩山が気になる。その岩山の先にも岩場のアップダウンがありそうだ。
ツアー同行者には高齢者がいる。岩山は危険ではないかと添乗員と話し合った。Marukudjikと呼ばれる2550mのピークを少し過ぎた付近である。
左手下には一般ルートとムサラ小屋が見える。そこまで斜面を下ろうとして、添乗員と踏み跡を2度ばかり探したが、ガレ場とハイマツが行手を遮っていた。最終的には3番目のリフトまで戻り、そこから一般ルートへと下った。スキー用にハイマツ類を刈った草原の中の下りだった。標高差は150mほどあっただろうか。
ここまでゴンドラを下りてから4時間少しを費やしていた。時間は13時20分、ゴンドラの最終は17時30分である。ムサラ山に登頂できるのか。
上の写真はゴンドラ駅から少し下りて見たムサラ山である。下の写真は引き換えした付近である。小さく、犬連れの登山者が写っている。ムサラ山は右から3つ目の三角のピークになる。
20230831ムサラ山.jpg

Marukudjikピークの先.jpg

2023/08/31


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