川北英隆のブログ

北マケドニアのテトボ山往復

コラブ山の次にテトボ山に登った。コラブ山はアルバニアと北マケドニアの国境の山で2764m。テトボ山は純粋に北マケドニアの山で2748m。両方登って北マケドニアの最高峰に到達したという意味か。
ただしグーグルマップを見るかぎり、2つの山の標高は微妙である。コラブ山の山頂は2700mの等高線の中にある。一方、テトボ山(正式にはTitovピーク)は2720mの等高線に囲まれている。まあ2つを登って北マケドニアの最高峰が完了というのも理解できる。「何のこっちゃ」だが。
テトボ山に登るため、その山塊の北東、Popova Shapkaというスキーリゾートの一番上部にあるホテルというかロッジに泊まった(コラブ山と同じような施設)。標高は1780mくらいか。ほぼ森林限界である。
翌朝、コラブ山と同じガイドが下から車で到着した。ホテルから直接あるき始める。スキーリゾートの上部に地道が通っている。スキー場用の作業道なのだろう。ロッジから草原の中をショートカットし、その作業道に入る。ハイマツ類が多いから「適当に」とはいかない。ショートカット用の踏み跡をガイドがたどる。
この時点で、ツアー同行者のうち最高齢(80歳)のお婆さんが離脱した。ツアー会社の案内では北マケドニアの最高峰ではないから、当初から登らない予定だったのかも。
作業道に到達後、それを南にたどる。峠(スキーリフトの施設がある)を越え、作業道を緩く下ると、ようやくテトボ山への登山口の表示が出てくる。ロッジから4キロくらい離れている。標高は1950mくらいだろうか。
作業道から右に入り、草原を西へと登っていく。遠くに馬の放牧が見えた。枯沢と水の流れる沢を渡る。最後の水の補給場所である。遠くに高い山が見えるが、テトボ山の東側に聳えるBakardanと呼ばれるピークである。グーグルマップによると2680mの等高線に囲まれているから、テトボ山とほぼ同じ高さがある。
南西に向けて草原を登ると明瞭な尾根の上に出る。Bakardanから東に伸びる尾根の上である。ここからBakardanの南を巻く。冬はBakardanを越してテトボ山に向かうようだ。
巻き道から花が多くなる。小さなキキョウ、日本でのミヤマキンポウゲに似た花、ウサギギクに似た花があった。
巻き終わり、Bakardanとテトボ山の鞍部に出る。ようやく山頂が見える。大きな塔がある。鞍部の標高は2500mほどだから、山頂まで高度差200m少しの直登となる。左手に大きな窪みがあり、雪が少し残っていた。遠くにコラブ山が見えた。西側はコソボとの国境が近い。
山頂には2組の現地登山者がいた。展望を楽しみながらの大休止の後、往路を戻った。途中、羊の群れを見た。昼食も含め、往復で8時間35分の行程だった。
上の写真はBakardanである。手前に馬の群れが見える。下はテトボ山の最後の登りである。よく見ると山頂に小さく塔が立っている。
20230831Bakardanピークと馬の群れ.jpg

20230831テトボの登り.jpg

2023/08/31


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