スリランカは熱帯だけあって緑が豊かだった。乾季はあるのだが、そうはいっても雨量が多い。乾季をしのぐための灌漑施設(ため池)も発達している。今回はスリランカの中で一番乾燥しているとかいう北東部に行かなかったから、特に緑と水が多かったようだ。
平地はいわゆる熱帯のジャングルで、いろんな種類の木と草類が茂っていた。ヤシ類も生え、その実を売る露店も多い。スリランカ固有種のヤシの実は橙色だった。一般的な青い実に比べて美味いそうなのだが、食べる機会がなかった。
山に入ると茶のプランテーションが盛んで、その茶畑に適当な日陰をもたらす目的だろうか、背の高い木が植えられていた。目立ったのは桑のような葉の木とユーカリだった。
ホートンプレインズは花が多かった。標高が2000mを超すので高山植物と言いたいところだが、さすが熱帯、そこまでではなかった。シャクナゲが多くみられたから、日本の感覚からすると1000m程度の山といったところか。
上の写真はユーカリの林である。奥に滝がかかっている。多分そのユーカリの大木を伐採したのだろう、丸太を運ぶトラックを何台か見かけた。次の3枚はホートンプレインズの花で、順にシャクナゲ、アヤメの類、野生のグァバである。
2025/02/20