ネッリもしくはアーマラキーって何か知っているだろうか。フルーツである。どんなフルーツか。スリランカのホテルでの夕食、バイキングのフルーツコーナーにあった。ブドウの粒かなと思って数粒取り、席で口に入れた。その瞬間・・・。
「えっ、果物って嘘や」と思った。苦い。それも強烈に。日本からの添乗員さんにも試しに食べてらった。「超絶、不味い」との感想がいきなり発せられた。その反応、待ってましただった。
現地ガイドに、そのブドウみたいな食べ物の名前を質問すると、ネッリとの答えが返ってきた。「美味くない」と感想を言うと、「食べているとそのうち甘くなる」とか。
そこで試しに長く口の中に入れておいたが、甘くなんてならない。仕方ないので苦味を緩和するために水を飲んだ。すると「何ということでしょう」ではないが、甘い。強烈な甘さを感じた。
ネッリを十分に理解していないし、いろんな書き方が(といっても数例が)なされていて、要するに薬用の植物らしい。ビタミンCが極端に多いとも書かれている。つまり「良薬は口に苦し」だろう。
ゲテモノ食品の一種かとも思うものの、現地の果物屋でも大っぴらに売られているし、バイキングに提供したホテルはトップクラスにランクされている。「ネッリを供さないなんて三流」というわけか。
写真はネッリである。上はホテルのネッリを部屋に持ち帰って撮ったもの。下はヌワラエリアの中心部にある果物屋でのものである。
2025/02/20