久しぶりに(昨年12月以来、初めて)M君と山を歩いた。どこにしようかなと、少なくなったネタの中から大和高原北部の山をひねり出した。奈良から天理にかけての東部の地域である。
何回か歩いた地域ではあるものの、歴史が残っている上に標高も600m程度のピークがある。花盛りの頃だし、楽しいかなと思った次第である。
どう歩いたのか。
天理駅からバスで福住の村落に入る。名阪(国道25号線)沿いの村だ。そこから少し戻るようにして西北西に歩き、高峰山(632.2m)に上がる。福住の標高が490mくらいだから、一登りである。
高峰山からNTTの大きなアンテナのある北峰を経由し、その北側の名もなき峠に出る。そこから東に下り県道に出て、その車道を北に登っていくと別所の村落である。村落の中心部から東に折れ、ゴルフ場(ヤマトCC)のクラブハウスの前を通り、北側の稜線に取り付いた。大和高原北部の最高峰、国見山(680m)に続く稜線である。
ダイレクトに三角点(666.2m、点名は長谷)に出る予定だったが、ゴルフ場のおかげでルートを間違えた。何とか稜線に出て三角点を往復した後、国見山へと歩いた。整備されたコースである。
国見山からは大和高原の西に位置する城山(528.4m)を目指した。国見山と城山の間には奈良盆地を流れる佐保川の支流の谷があり、比較的深い。これを越えるのがなかなか難しい。何とか城山への登山道に入れた。
城山に登った後は稜線沿いを西へと下り、椿尾を通り高樋経由でJR桜井線の帯解駅を目指すのみである。ほとんど車道とはいえ、距離がある。高樋からバスがあるものの、本数が少なく、14時過ぎの便に間に合わなかった。
今回の山はすべて再訪である。調べると、高峰山には1965年、学校をサボって(確か昼食時頃から午後にかけて)同級生何人かと登っている。城山は64年と67年、家族でハイキングがてら登り、2014年に再訪している。その再訪時に今回の国見山に初めて登った。
山頂はともかく、コースとしては初めての箇所が多く、面白かった。花も良かった。
福住でバスを降りたのが8時20分、帯解駅に着いたのが16時5分だった。
上の写真は天理駅からの高峰山(右のピーク)と国見山(左奥のピーク)である。下は国見山の下りから城山方面(北斜面)を眺めたもの。この谷に毎回(1968年、2014年、今回)苦労している。谷の奥に春日山方面が見えている。
2025/04/21