川北英隆のブログ

高峰山へ

京都から天理まで近鉄を使った。駅前から奈良交通のバスが出ていて、申し訳ないながら、山辺高校行きが山歩きにぴったりだ。なお天理駅はJR桜井線の駅でもあるのだが、奈良線、桜井線で天理に出るには時間がかかると思う。
バスに乗ったのは、高校生らしき1人と我々2人、合計3人だった。バスの経路は名阪国道を上がっていく。途中、大和高原のピークがいくつか見え、嬉しいことに春の柔らかな色彩に包まれていた。
国道福住でバスを降りた。名阪国道に沿ってバス停があり、進行方向に少し進むと一般車道への階段がある。下りて国道25号線を北に歩く。道路の右に笠石仏を見て、その先で左手(西)の道に入る。人家の横を通って西へと進む。リサイクルセンターの大きな敷地横の道を道なりに上っていくと、やがて林の中に入る。
後は植林中心の林の中の、軽トラ1台が通れる作業道を緩やかに登るだけである。注意深く歩くと、草の刈り払い跡のある比較的明瞭な歩道が右手に付けられている。それが高峰山山頂への登山道である。
それに入り、階段状の道を上がると、すぐに比較的小さな古いアンテナがある。その奥に高峰山山頂の表示と三角点(632.2m、点名は米谷)がある。植林の中のため、展望はない。
高峰山山頂からの問題は、どう下りるのかだった。もちろん往路を戻れば簡単なのだが、次の高峰山まで遠くなる。まずは大きな通信アンテナのある高峰山北峰まで、稜線沿いの道は怪しげだったので、先の作業道まで戻り、それをたどった。
すぐに車道は終わるが、その先も明瞭だった。高峰山山頂の西側を通り、その先の稜線を右手(東)に折れると、少し下って大きなアンテナ(NTTドコモ管理)が見えた。高峰山北峰である。アンテナ付近からの眺望を期待したものの、周囲が植林のため、展望はない。
その先、アンテナ管理用の車道を少し下り、すぐに北峰の北側から車道を離れ、北へと稜線上の踏み跡を歩いた。それと分かる程度の踏み跡はあるのだが、倒木を避ける必要もあり、やさしくはない。
あまり迷わずに中畑と福住を結ぶ峠に出た。計画した段階ではハイキングコースになっている七曲峠かなと思ったのだが、実際は七曲峠の1つ南側の峠だった。もう一山、不確かな道を使って七曲峠に出ることも考えたものの、まだ当日の始まり、無理を避けた。
その峠道はかつてよく使われていたようで、東に下ると舗装してあった。もっとも最近は使われておらず、沢沿いに車道の流された箇所もあった。収穫は満開過ぎの山桜の満開直後の花か。下っていくと、出発点の福住とその北の別所との中間点付近で、県道と出会った
写真、上は後で登った城山付近からの高峰山である。左に大きなアンテナが見える。下は高峰山の山頂である。
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20250422高峰山山頂.jpg

2025/04/22


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