川北英隆のブログ

都道府県最高峰

今回の恐羅漢と寂地のツアーを申し込んだのは、4/28に書いたように恐羅漢が目当てだった。その恐羅漢に関する記憶が残っていたこともあり、下調べをしていなかった。10日ほど前にツアーの詳細案内が来たので初めて地形図を見た。「あれっ」と思った。
というのは、寂地山の横に、それよりもほんの少しだが高い冠山があり、しかも三角点もあるのに、何故そちらを登らないのかである。遠くの山なので、どちらが有名なのか知らないから、高さではないのかもとも思ったが。
その謎はツアーのバスに乗って即刻解けた。恐羅漢山が広島県と島根県の最高峰であり、寂地山が山口県の最高峰だからツアーが組まれ、総勢15人(女12人、男3人)という限度いっぱいの参加者を得たとのことだった。
寂地山よりも少し高い冠山は広島県にあり、広島県の中では恐羅漢山よりも少し背が低いため、今回のツアーでは誰も(僕を除き)、その名を口にしなかった。「酷いな」だ。
参考に標高をもう一度書いておく。恐羅漢山1346.2、冠山1338.9、寂地山1337。
帰ってから47都道府県最高峰なるものを調べてみた。4山(日光白根山、奥穂高岳、富士山、恐羅漢山)が最高峰としてダブっているため、全部で43山がリストアップされている。
多くは有名な(その地方で名のある)山なのだが、中には「ついででしか通らへんで」というピークもいくつかある。僕自身、近くまで行ったが通らなかったピークが複数あった。その逃したピークだけを目的に歩くことは、もはやないだろうと思う。その一方、都道府県最高峰を目的にツアーが組まれるのなら、交通が不便なこともあり、参加したいなというピークもあった。
さらには、すでに頭の中に入っていて多少、考え始めていたピークもある。これらのピークの優先順位が上がるのだろう。
残念なような、新しい目標ができたような。いずれにしても、角度を変えれば新しい光景が見えるという好例だった。

2025/04/30


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