登山靴を新しく買ったわけでない。近々、軽登山靴を使わないといけないことがあり、以前からのを使う予定だ。しかし、「ほったらかしてあったので大丈夫かな」と思い、大文字山を試しに歩いておいた。
軽登山靴を長い間、使わないでおくと、靴底が剥がれてくる。接着剤で引っ付けてあるだけだから、経年劣化するわけだ。僕の軽登山靴は多分、6年前に履いたきりだと思う。取り出して調べると、2個所くらいに剥がれる兆候が見られた。
だから試さないと途中で靴が使えなくなるかもしれず、危ない。試した結果は、剥がれが少し広がったが、ぎりぎり大丈夫そうだった。
その試し履きで歩いた大文字山は初夏の雰囲気だった。
林の上ではツツドリが鳴き、楽しい季節が到来したと告げていた。目の前には満開のクロバイの白い花が見られ、深い谷をミズナラの若葉が埋め尽くしていた。山道にこぼれるのは、少し前までの桜の花びらに代わり、藤のぽろっとした青紫だった。
上の写真はクロバイの花、下はミズナラの林である。
2025/05/04