登山靴が必要なわけは、具体的地名はお楽しみながら、残雪の道を歩く必要がありそうだからだ。最近の山で使っているトレッキングシューズでは、雪が深ければ靴の中に入ってしまう。だから足首より上をカバーする登山靴が望ましい。
先の恐羅漢山だが、稜線の北側から山頂を目指したので残雪があった。登山靴でなかったため、「しまった」と思ったのだが、そんなに深くなかったので事なきを得た。寂地山も心配したのだが、こちらは南斜面だったためか、残雪はほぼなかった。
次回に残雪がどの程度あるのかは不明である。2日間歩くことになるが、全面的に残雪ではなさそう、つまり雪山的ではない。写真を見るかぎり、登山靴が無用の長物になる可能性もゼロではない。このため、古い靴に壊れる兆候があっても大丈夫かなと思っている。
とはいえ万が一に備えた。1つは壊れる兆候のある箇所を瞬間接着剤で張り合わせておいた。瞬間接着とはいえ少しの間、押さえつけていたものだから、指に接着剤が付着した。
またブログの読者からアドバイスをもらった。ビニールの被膜に銅線の入ったVVRケーブルがいいのではないかと。鉄の針金を持っていこうかなと思ったのだが、以前にインドネシアのリンジャニ山に登った時、気象庁の職員の方の靴底が剥がれ、針金で縛りつけての登山になったのだが、「痛い」との感想だったし、1回だったか針金が切れた。その点、ビニールで包んだ銅線の方がましかなと思う。
加えて念のため、いつものトレッキングシューズも持参するつもりだ。これで何とかなるだろう。
もちろん新しい靴を買うに越したことはないのだが、靴だけはネットで買うと足に合わない恐れがある。少し忙しいため、登山用品屋に行く時間がほぼないことだし。
追記:VVRと書いたのはVVFの間違いでした。Rは「丸」、Fは「平ら」ということで、カッターなどで外皮を切り、中に入っている銅線を取り出すには「平ら」な方が安全かつ簡単である。
2025/05/05