川北英隆のブログ

ドルとユーロと

気づいていたことを日経新聞に先取りされた。何かと言えば、円はドルとの比較で、一時のことを思えば円高に動いているのだが、ユーロとの関係では最近は過去の安値に接近している。この記事が今朝の日経に掲載されていた。
表では、主要な通貨の対円レートを示しておいた。19年12月は円安が始まる前、24年6月は円が対ドルで最安値を付けた時点である。その2つの時点と昨日の為替レートを比較した。
表を見れば一目瞭然ながら、24年6月との比較で円はドルに対して9.9%上昇している。しかしユーロをはじめとするヨーロッパ通貨に対しては元の木阿弥に近い。中国元や韓国ウォンに対しては、ドルとの比較で多少円安に振れている。円が強いのは豪ドルに対してである。資源価格安が豪ドルの足を引っ張っているのだろう。
以上、通貨分散の大切さを改めて認識した次第である。

20250704為替レート.jpg

2025/07/04


トップへ戻る