川北英隆のブログ

下山してボーヒン湖へ

セブンレイク小屋で朝食を食べ、下山にかかる。小屋の建つ湖からそのまま東へと尾根に取り付けば最短らしいが、岩場があるとか。我々グループの足取りを懸念したのか、その湖の尾根の南端付近を巻くルートが安全なので、それ歩いたと現地ガイドが後で説明した。
セブンレイク小屋付近には2つ湖がある。湖が2つなのに何故セブンレイクなのか不思議だったが、推論した後で「Geminiに相談」してみると、前日の昼食の地であったフレバリッチェ小屋付近の4つ、セブンレイク小屋付近の2つ、そして中間地点にある少し大きなVeliko湖を合わせ「7つ」とのことである。これらの湖のある谷間と山が(うろ覚えながら)スロベニアで最初の国立公園になったとのことだが、実際に森林、お花畑、湖のある谷、岩峰を眺めていると、確かに国立公園にふさわしい。
小屋から南に下り、2つの湖の東側の道を歩いた後、東側へとトドマツの林の中を登っていく。すぐに傾斜が緩やかになり、やがて尾根を巻くようになる。南側に大きな谷と針葉樹林、そのさらに南に岩峰群が見える。峰はトリグラウから続いているようだ。
峠を越えると灌木と牧草地が混じるようになり、親子連れでハイキングをしているグループと出会うことも多くなる。たくさんの小屋が建つ牧草地に出ると、そこで登山道が終わり、四駆しか走れない牧場用の車道に出る。牛の糞が目立つ車道を歩き、山小屋の脇を通る。この山小屋の北側に湖があるらしいのだが、道からは見えなかった。
小屋の少し先にゲートがある。それを過ぎると車道の傾斜が少しきつくなり、針葉樹に西洋ブナが混じるようになる。程なく一般車がたくさん駐車してある車道に出る。トリグラウを歩くルートの案内板があり、登山口だった。スタラフジナ登山口もしくはPlanina Blatoというらしい。標高1150mくらいの地点である。
この一般用の車道に着いてしばらく待っていると、我々の車が上ってきた。それに乗り込み、スロベニア最大の湖とされるボーヒン湖へと下った。登山口付近の道路脇には駐車した登山者の車が長い列をなしていた。ボーヒン湖から少し上がった地点にゲートがあり、そこで駐車許可を出しているようだ。
湖に下り、川が流れ出るすぐ西側の野外レストランでピザを食べた。下山を祝してビールで乾杯をした。
上の写真はセブンレイク小屋の朝である。奥の森に埋もれるように小屋が見える。下はボーヒン湖である。ブレッド湖と並び、スロベニアの人気観光地である。
20250724セブンレイク小屋と湖.jpg

20250724ボーヒン湖.jpg

2025/07/25


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