川北英隆のブログ

マンホールの蓋は踏まない

世の中、日本のインフラの劣化が目立つ。昨日はトイレの床が陥没し、利用者が(どの程度かは不明なものの)落下する事故が起きた。今年だったか、道路下の下水道が陥没する事故もあった。そこで思うのが、「マンホールの蓋を踏まずに歩いて正解」との思いである。
僕の性格はいい加減、血液型O型の典型ながら(他のO型にはご免なさいと言っておこう)、それに反する行動パターンもいろいろとある。その1つが、いつから思ったのかは記憶に定かではないが(まだ10年は経っていない)、道路を歩く時、マンホールなどの蓋をなるべく踏まない癖がついた。「踏むとリスキーやん」と、ふと感じたからである。
何故リスクがあるのかは直感的なものなので、説明しても仕方ない。どうしても踏みたくないとの思いが強くなったとしか説明できない。もちろん踏むときもあるのだが、その時には「何だか怪しい、さっと過ぎよう」と思ってしまう。
この我ながら変な行動パターンに正当性を与えたのが昨日の「便所の床事件」である。記事を繰り返し調べる気もしないので記憶のまま書いておくと、その床の下には汚水管があり、その上の蓋を50年間そのままにしてあったという。
それに落ちたということは・・「ばばち」と思うのだが、それはともかく、公共的なインフラであっても信用してはいけない。耐用年数を迎えたのに、人手はもちろん、予算もなく、放置されているインフラが続出と考えていい。だから、マンホールの蓋が落とし穴と化しているケースもあるのではないか。
もっともマンホールの蓋が腐食していれば、見える部分が鉄だから、ある程度判別できる。しかし「便所の床事件」のように鉄部が外に出ていない場合、外から腐っているかどうか見分けるのが難しい。
マンホールの蓋はともかくとして、ふと「これは何かの蓋かも、落とし穴になっているかも」と感じたならば、なるべく踏まないようにするのが正しい。マンホールの蓋は落とし穴の象徴である。スマホ見しつつ歩いている場合ではない。命にかかわる。

2025/08/01


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