今日の朝は涼しい。天気図では日本が九州を除いて寒冷前線の北側にある。と、いろいろな作業もはかどる。サイトのニュースを見ていると、7/30のカムチャツカ半島の地震のマグニチュードが8.7から8.8に上がった。プログを書き換えるため、地震規模を再計算した。
7/30に書いたように、地震のエネルギーE(ジュール)とマグニチュードMとの関係は次のとおり。
Eの常用対数値=4.8+1.5M
この式に基づいて計算すると、ムチャツカ半島の地震の規模は、当初に気象庁が発表した規模の1.4倍となる。東日本大震災の規模は、このムチャツカ半島の地震の2倍に縮小した。
この計算、Excelなどのスプレッドシートの練習になる。念のために書いておくと、対数の計算は、その関数が計算ソフトにあるので簡単である。一方、対数値を普通の数値に戻すには、累乗計算をすればいい。常用対数の場合は「10」の累乗であり、対数値をXとすれば「10^X」で計算する。自然対数の場合は「e」の累乗であり、「EXP(X)」で計算する。
実際のEの計算値をWh(ワット時)になおしてみた。するとムチャツカ半島地震のマグニチュード8.8は278兆Whとなる。
電気料金は1000Wh(kWh)当たりで計算されるから、その単位に直すと、0.278兆kWhである。電気を個人契約する場合、kWh当たり(関電のサイトで見て)25円だと想定すると、0.278兆kWhの電気代は約7兆円と計算できる。ということは東日本大震災は14兆円にも達する。
関電の年間売上高は4兆円少し、東電が7兆円程度である。地震のエネルギーを電力に変えることができたのなら、電力会社はウハウハとなる。地震の後遺症で苦しんでいる東電、一発逆転を狙ってみたらどうか。「巨大地震、早く来たりーな」と祈ることになるのだろうか。違うか。
2025/08/09