郡山へ久しぶりに出かけた。今年の暑くて長い夏のため、実家の庭の手入れなんかしたら「死ぬ」と尻込みしていたのだが、9月初旬、雨が降りそうな天気予報を信じて郡山行きを決行した。結果は天気予報に騙された。ついでに蚊でさえ黙る今年の夏の威力も知った。
当日、「曇り後雨」の天気予報が見事に外れ、青い空に時々白い雲が流れ込む程度だった。時たま出現する日陰だけが気休めだったような。
しかも前回、除草剤を撒いて帰ったので安心していたのだが、使っている薬剤は育った草にしか効かない。だから「草まみれ」には程遠かったものの、新しい草が生えていた。そのためには炎天下で作業せざるをえなかった。
おかげで持参したペットボトルの茶はすぐに飲み干してしまった。近くのスーパーに飲み物を買いに行くのも面倒なので、水道水を飲んだ。空になったペットボトルに数回、数えられないほど水を入れて飲み干した。
幸いだったのは蚊がほとんど飛ばなかったことだ。顔に虫除けを塗っただけでよかった。もちろん何か所か食われはしたが、普段とは全く違った。蚊も暑さで絶滅危惧種になったのか。それとも庭や周りの溝に水溜りができなかったため、ボウフラがわかなかったのか。今年の暑さにも良い側面があるのだなと、変な感謝をした。
それと新たに生えた草の中に園芸種的なネコジャラシ(エノコログサ)があった。かつて、多分だがアフリカ南部で見た種類かなと思うほど穂が細くて長い。その写真をアップしておく。ただしピントがネコジャラシの穂に合っていない。何となくピンボケに気づいていたものの、蚊の気分がうつり、再度撮る気力をなくしていた。
2025/09/04