
原稿書きに疲れてリビングに行くと、カミさんがテレビを見ていた。関西テレビ「兵動大樹の今昔さんぽ」である。その番組のファンだからなのだが、今日は東京編とかで四谷三丁目の「さんぽ」だった。懐かしいので一緒に見てしまった。
四谷三丁目、荒木町界隈は2003年3月末から1年間ほど、よく通った。というのも中央大学国際会計研究科の研究室が曙橋にあった。かつてのアジア経済研究所が入っていた建物(古いビル)を中大が買ったと聞いている。学食もあったのだが、入ったことがなかったか、あったとしても1回程度、昼飯を食べる必要がある時には荒木町まで坂を登った。運動がてらもある。
荒木町には美味い店が多い。元の花街だから、神楽坂と同様、レベルが高い。夜の飲み会も荒木町が多かった。
その荒木町の昼飯の店にトンカツ屋「鈴新」というのがあり、冬にカキフライを食べるのが楽しみだった。カウンターの店だったと記憶している。値段は少し高めだったが、大きなカキを薄めのコロモで揚げているから、不満は何もない。
その鈴新の店主が「さんぽ」の案内人だった。目指すは荒木町の下の方にある「策(むち)の池」だった。訪ねたことはないのだが、何かで荒木町界隈はその昔、松平摂津守の屋敷になっていて、大きな庭と池があったと読んだことがある。鈴新はその池の上に位置する。
懐かしかったので、機会を見つけて行こうかなと思っている。トンカツ屋なのか策の池なのか、それは気分次第だろうが。
2025/09/23