川北英隆のブログ

今年の京都の夏は

今年の京都の夏がようやく終わったようだ。暑い日があったとしても、そんなに長く続かないと思うし、そう期待したい。そこで6月から9月までの4ヶ月もの間、延々と思えるほど続いた京都の今年の夏の気温をまとめた。図表をアップしておく。
表は「1日の平均気温」、「1日の最高気温」、「1日の最低気温」の各月ごとの平均値、図は日々の最高気温の推移である。
暑さを一番端的に表してくれるのが「1日の平均気温」だろう。表によると、今年は7月も8月も30度を超えた。平年(現時点で気象庁が公表しているのは1991年〜2020年の30年間の平均値)をみると、7月は27.3度、8月は28.5度なので、今年の7月は3度も高かったことになる。23年も24年も高かったのだが、それでも7月は30度に達していないから「涼しかった」わけだ。
今年の「1日の最高気温の平均値」も高い。7月なんかは36度を超えている。さすがに体温超えはならなかったが、それに近い気温がほぼ毎日続いたことになる。
この3年間、7月から8月にかけて熱帯夜がほぼ毎日続き、寝苦しいのは当たり前になった。「1日の最低気温の平均値」が25度を超えているからだが、今年は夜の暑さがもう一段階増し、26度を超えてしまった。
もっとも今年の9月は昨年よりも「涼しかった」ようで、24年よりも少し低い。おかげで「1日の最低気温」の平均値が25度に達せず、その24年の3ヶ月連続25度超えには負けてしまっている。いいことだ。
今年の9月が「涼しかった」のは最高気温の図でも明らかだろう。25年の赤い線が24年の黄色い線の下に明らかに多く来ている。23年にも負けているが、こちらはあまり目立たない。
今年の夏をまとめると、6月、7月と猛烈にダッシュした。8月には23年と24年並みになり、9月は24年を下回った。ということで「涼しかった」と言えそうながら、平年と比べると23年も24年も「1日の平均気温」で少しみたように猛烈に暑い夏だったから、「目くそ鼻くそ」の類でしかない。「来年はうんとこさ涼しくなってや」と頼んでおこう。

20251005京都の今夏気温.jpg

2025/10/05


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