川北英隆のブログ

大阪市内の「山」を歩く

天気が冴えず、夏の運動不足を取り戻そうとする気力を削いでしまう。そこで天気が良くなくても歩ける山として残してあった大阪中心部の「山」を歩くことにした。いずれも地形図に名前が記されているので、れっきとした山である。
大阪の「山」、以前(2019年)に南側をアタックした。聖天山(14m)、帝塚山(19.8m)である。そのうち帝塚山は古墳で文化財なのだろう、登れなかった。もう1つ、西端にある天保山(4.4m)にもアタックした。こちらは2018年だった。
これらに味(?)をしめ、大阪の「山」を探したところ、3つあった。それが今回のターゲット、昭和山(33m)、茶臼山(26m)、御勝山(14m)である。昭和山の最寄り駅は大阪環状線の大正、茶臼山は天王寺、御勝山は桃谷となる。
どう回るのか。昼食後に家を出発したので、持ち時間は半日、効率よく回るにはと、結局は環状線に乗ってから決めた。正直なところ、家を出てた時にはある程度のイメージを持っていたものの、いろいろとあり、コース変更を複数回してしまった。
今回のコースを書いておく。京都からは阪急に乗り、淡路で地下鉄堺筋線へと乗り換えた。うっかり天王寺に行くものだと思っていたのだが、途中で行かないことに気づいた。そこで扇町で降り、天満駅で環状線に乗った。
環状線は鶴橋を通る。その時に思いつき、「そうや、時間があれば帰りに鶴橋に立ち寄り、キムチを買おう」と考えた。
キムチを買うには、最初のターゲットを昭和山にするのが効率的だ。そこで大正で降りた。大正から昭和山までは少し遠いが、歩きしかない。大正から昭和へ歩くなんて、なかなか洒落ていると自画自賛するしかない。
昭和山から下り、木津川の渡船を使い、西成区に出た。南海電車の高野線(難波から北は汐見線と呼ばれるらしい)が走っているので、それに乗るつもりだったのだが、本数が少ない。仕方ないので環状線の芦原橋駅まで歩き、次の茶臼山を目指した。
茶臼山は天王寺駅からすぐ、往復である。駅に戻り、環状線で桃谷に出た。駅から御勝山を往復できる。残念なことに、電車の中で地図を見ながら「ひょっとして」と思ったとおり、御勝山は古墳であるため、柵で囲われていた。
御勝山を一周し、桃谷に戻った。時計を見ると時間切れ、鶴橋に寄る余裕がなかった。環状線の京橋で下り、京阪電車で京都に戻った。
収穫は、昭和山からの見晴らしが良かったこと、茶臼山を下りて通天閣を見たこと(関西人であり大阪淀屋橋で3年間勤務していたのに、通天閣には行ったことがないどころか、実際に見た記憶もない)、桃谷駅の長いアーケード街にネパール、ミャンマーといった異国情調が溢れていたことか。
大正駅を出たのが13時35分、桃谷駅の改札に戻ったのが16時15分だった。
上の写真は昭和山からの二上(左端、ビルの後ろ)、葛城、金剛、和泉(右端)である。二上以外は山頂が雲に隠れている。下は茶臼山のある天王寺公園から見た通天閣である。
20251021昭和山から金剛・和泉方面.jpg

20251021天王寺公園からの通天閣.jpg

2025/10/21


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