川北英隆のブログ

大阪の御勝山

天王寺駅に戻って環状線に乗り、御勝山の最寄り駅である桃谷で下りた。南口から改札を出ると、目指すべき東側はアーケード街だった。大阪を知らないながらも、なんとなく大阪の外れのイメージがあったので、すごい商店街があるのには驚いた。
とはいえ、アーケードの道は狭く、真っ直ぐではなく、そこに自転車が何台も走ってくる。「京都の寺町とは大差かな」と思いながらも、一方で魚屋などの日常品の店に混じり、ネパールやミャンマー料理の店まであるのは羨ましかった。
アーケードを抜け、ちょっと複雑な交差点を横切り、その先で南東に折れる。茨(いばら)神社通りというらしい。その名の通り、途中に「いばら之神」との石柱の立つ神社がある。さらにその先に日露戦没記念碑がある。由緒ある通りのようだ。
その記念碑の先で道が2つに分かれる。御勝山を囲む通りである。まずは左手(東側の道)に進み、御勝山への登り口がないかどうか探した。最初は御勝山側に家が建っていた。家並みが終わると御勝山が見え始めたものの、柵で囲われていた。「山腹」には雑木が立ち、下草に笹か草が生えているのだろうか、綺麗に手入れされていた。
大通り(勝山通り)に出たところ、やはり柵が続いている。仕方ないので大通りの歩道橋に上がり、そこから御勝山を眺めた。標高14mの「山」、通りの標高は2mか3mなので、歩道橋の上と大差ない。「同じ高さに登ったで」と歩道橋から下りた。
御勝山の南側の歩道を歩き、西側の小さな御勝山公園に出た。やはり柵が続き、北側まで「山」を囲っているのがわかる。塀に鍵の掛かった扉があった。「残念」と思いながら御勝山の西側の道を歩き、先の分岐に戻った。後は往路を桃谷駅まだ歩くだけだった。
アーケード街入口の交差点を北へ歩けば鶴橋が近い。コリアタウンのキムチに引かれそうになったが、空は暗くなりかけていた。「次の機会に」と思い、そのまま桃谷駅に向かった。
写真、上は歩道橋から見た御勝山の山頂である。下は桃谷駅である。期せずして段ボールの横のおっちゃんが写っていた。
20251022御勝山山頂を.jpg

20251022桃谷駅.jpg

2025/10/22


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