川北英隆のブログ

岩湧山を歩く

いつものM君とスロベニアのトリグラウ山で一緒だったKDさんを誘い、和泉山地(和泉山脈とも)の岩湧山を歩いた。この山域は京都から遠く、数年前からの懸案だった。
行き方が難しい。京都からだと、距離的には奈良盆地経由でJR和歌山線の橋本から南海高野線で紀見峠駅に出るのが近そうなのだが、和歌山線は本数が少なく、かつ時間がかかる。だからソフトで検索すると、大阪市内に出た後、南海高野線を使えと必ず言われる。
今回は阪急京都線の淡路で大阪市営地下鉄堺筋線に乗り換え、天下茶屋に出て南海高野線に乗り紀見峠駅で降りた。土曜日の早朝はラッシャから外れ、混んでいなかった。帰りも同じルートをたどった。これしかないだろうと確認できた。
岩湧山というか和泉の山は大阪市内から近く、人気である。岩湧山も人気で、コースはいくつもある。その中、今回歩いた紀見峠駅からのコースは比較的マイナーのようだったが、バスを使わずに山頂まで登れるので選んだ。
コースの概要は次のとおりである。
紀見峠駅から細い車道を沢沿いに上がり、和泉山地の主稜線の南側を西へと歩く。しばらくすると北へと主稜線に向かう分岐があるので右に折れ、急坂を登り、稜線に出る。「三合目」である。その後は稜線に沿って整備されたゴールデントレイルになる。
分岐が多いので注意しながら歩く(といっても一番整備されたルートを選べば間違いない)。根古峰(三角点はコースから北に少し入る)、五ツ辻(和泉の主稜線と分かれる)、岩湧山東峰を経て岩湧山山頂に着く。山頂は人気の山だけに混雑と表現していいほど人が多い。
岩湧山からは東峰に戻り、北へと急な斜面に付けられた道を下った。車道に出るとすぐに岩湧寺である。その後は長い車道歩きとなる。一番近い南海バスの神納バス停では三日市町駅行きのバスが出た後だった。とはいえ団地にあり、比較的本数の多い南青葉台口のバス停まですぐだった。
7時50分に紀見峠駅を出て、南青葉台口のバス停に着いたのが15時5分だった。
上の写真は南青葉台付近からの岩湧山である。不細工な写真ながら、歩きながら山頂を見られたのはこの瞬間だけだった。稜線の右端が少し光り気味である。ススキである。下は山頂で見たリンドウである。
20251116団地付近からの岩湧山.jpg

20251116リンドウ.jpg

2025/11/16


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