川北英隆のブログ

住吉山へ

寺山から往路を戻り、県道117号線に出た。次に目指すのは播但線沿いの(といっても4キロ近く離れている)住吉山と飯盛山である。そこまで5キロほど県道410号線を歩くことになる。北条にはタクシーがあるのだが、今回は歩くことに意義があるとし、パスした。
県道117号線を横切り、そのまま北へ歩くと、すぐに県道410号線に出る。この県道は基本的に1車線だが、それだけに車の通行量が少なく、危険も少ない。先の117号線との大きな差である。ちなみに117号線は寺山への車道の手前まで歩道があり、何とか助かった。
ということで、のんびりとした歩きになった。右手にクヌギ類の多そうな低山が続き、立派なお寺もある。
付近は農家が多いようで、柿の木も目立つのだが、実を収穫していない木が多い。高齢化で取るのが手間なのか、渋柿なのか。渋柿だとしても昔は吊し柿にしていたのだが。一方で、誰も取らないということはクマもいないのだろうと、変な安心をした。
車道はなだらかな上り坂である。山頂に木のない丸い山が左に見えてくる。飯盛山である。やがて右に溜池が現れ、その奥に住吉山が見える。それまで2つの山に登る順番を決めていなかったのだが、県道410号線が最終目的地の播但線溝口駅まで続いていることから、この県道から遠い住吉山を最初に登ることとした。
池は2つからなり、その真ん中に車道がある。道の先は余田大歳神社になっているので、それに参った後、北西へと歩き、八千種(やちくさ)小学校と幼稚園の間を通って住吉山の登り口に出た。八千種慰霊塔(大東亜戦争の慰霊塔)への登り口と言ったほうが正しいかもしれない。
しばらく車道を登っていく。慰霊塔を左に分け、さらに登ると水道施設(貯水タンク)がある。寺山と違い、水道施設の左に山道があり、獣避けがすぐ先に設置されている。後は比較的整備された山道を登るだけなのだが、途中、小さな建物(水道施設)があり、その近くに囲われた空間がある。その囲われた空間を逆時計周りに歩き、上部に出ると、最後の急な登りになる。すぐに山頂部である。登山口からの標高差が120m程度だから、「こんなものや」と思えた。
住吉山の山頂は広葉樹の中で展望がないものの、三角点(200.0m、点名は住吉山)があった。山頂周辺では広葉樹の葉が大分落ち、日溜りがあったので、そこで昼食がてら休んだ。
下りは往路を戻った。山頂付近の急な斜面は、岩とクヌギ類の大きな落ち葉で滑りやすかった。途中、慰霊塔に寄りつつ、登山口に戻った。
写真、上は下から見た住吉山、上はその山頂である。
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20251205住吉山山頂.jpg

2025/12/05


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