川北英隆のブログ

京見山を越えて勝原駅へ

壇特山の川島登山口に下り、次をどうしようか迷った。というのも、直線距離にして1.5キロほど北東に城山というピークがある。それも登ると、日照時間の少ない季節、時間が足りなそうだった。そこで今回は南東側にある京見山を越え、あっさり帰ることにした。
地図を見ると壇特山の東側に沿って川(大津茂川)が流れ、その土手に道がある。京見山へはその道を下るのが近そうだと判断した。
車道を南へ200m少し歩き、新幹線の下をくぐり、川沿いの道路に出た。ラッキーなことに歩行者と自転車の専用道路だった。その道を大津茂川とその支流との合流点近くまで歩いた。位置的にはほぼ網干駅付近まで戻ったことになる。支流を橋で渡る手前で専用道路が終わり、歩く方向が東へ向き始める。
県道415号線に出て、421号線との交差点まで歩く。交差点を左(北)に折れ、421号線に入る。100mも歩かないうちに、車道の東側に切通しの側壁が現れる。「ひょっとして」と思ったところ、案の定、側壁の上を歩いて登れるようになっていて、それが登山口だった。
側壁を上がると、常緑広葉樹の目立つ稜線上の道になる。ハイキングコースというには整備不足だと思っていたところ、300mほど歩くと明瞭なハイキングコースとぶつかった。
合流点に「日本一古い古墳 50m先」とかの表示があったので、ハイキングコースを京見山とは反対方向にたどってみた。それらしい古墳は見つからず、神社(春日神社)に下りてしまった。その神社が京見山の西側あるメインの登山口らしい。神社とその近くの七ッ岩古墳を見て、先の合流点まで戻った。
合流点からすぐに急な階段の登りになる。登り切ると荒山と呼ばれる98mの小ピークに出る。瀬戸内海側の展望がある。荒山から先は山戸古墳群が続く。それらを見ながら、小さなアップダウンの続く稜線を登っていく。やがて常緑広葉樹が多くなり、少し明瞭な下りを経て登り返すと、そこが京見山の山頂だった。
山頂には三角点(215.7m、点名は熊見)がある。熊見が京見に変わったのか。
南に瀬戸内海がよく見える。三角点から北へ数歩歩くと、林に隙間があり、そこから北の後山、雪彦などが見えた。晴れていると氷ノ山も見えるらしい。
小休止の後、山頂から南の京見(はりま勝原駅のある町)へと下った。ざっと見たところ、京見への表示がなかったのだが、道は整備されている。途中、小さな鞍部に出て、そこに分岐がある。尾根を直進せず、右側の谷へと下る。すぐに谷の下部に着き、登山口に出た。
住宅地をほぼ真っすぐに南へと下ると駅だった。はりま勝原駅は日本製鉄広畑製鉄所の城下町の駅であり、2008年に新設されたとか。とはいえ製鉄所に近い側には山陽電鉄がある。
写真、上は専用道路絡から見た京見山(多分、一番奥のピーク)、下は京見山山頂からの淡路島方面である。
20251214川沿いから京見山を.jpg

20251214京見山からの淡路島方面.jpg

2025/12/14


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