川北英隆のブログ

城山を往復する

網干駅を降り、北口に出て駅前を東へ歩いた。先週歩いた朝日山を見ながら、狭くて車の通行量の多い県道をなるべく避けつつ、大津茂川を渡り、左岸(東側)の道路に出て北へと歩いた。左手(西)には壇特山はもちろん、右手(東)には京見山と、今回の城山が見える。
北山(138m)は城山(249.9m)と比べても低く、かつ(後から確認すると)手前に100m程度の丘があるため、見えないようだ。
大津茂川左岸の道路が新幹線の高架をくぐる。その直後の地点で東に折れる。しばらく高架下の車道を歩き、城山と北山との鞍部(峠)に近い車道を目指して適当に北へ折れた。途中、地図を読み間違えて畦道に出てしまったところ、草に霜が下りていた。民家の庭先に柿が実っていた。そんな田舎の散策になった。
目指していた車道がかつての西国街道だったと、これも帰ってから気づいた。その旧西国街道をしばらく歩くとゴルフ練習場(太田ゴルフ)への大きな看板がある。その道に入り、練習場を左に分け、そのまま細い車道を登っていく。竹林に沿った峠(城山と北山の鞍部)への道だった。
峠の手前、左手に城山への道があり、楯岩城跡登山口と表示されている。その数歩先が峠だった。歩いてきた細い車道には「立入禁止」の表示があり、チェーンで塞いである。いずれも車向けだろう。
右手に北山への踏み跡がないかと探したものの、確たるものはない。適当に尾根に上がり、南南東へと非常に薄い踏み跡をたどりつつ尾根を登ると、すぐに急になる。落ち葉で滑りやすい。
標高100mばかりの小ピークに達したところ、地形図ではそこから左に折れるべきなのだが、その方向が正確にはわからない。適当に少し左に折れて下ると、さらに左に尾根が見えた。小ピークに登る必要もなく、ピークの手前で左に折れるのが簡便だったと理解した。
小ピークから北東に伸びる尾根に出ると踏み跡が少し明瞭になった。尾根を下ると左手に先程の細い車道が迫り、かつ重機が置いてある。ゴミも落ちている。工事中なのかどうかは不明だった。
鞍部に達したところ、尾根が東から東南東に向きを変える。右手に(多分)植林用のネットがあり、それに沿いしばらく登ったが、気づかないうちにネットから解放されていた。
尾根を登るにつれ落葉広葉が多くなり、岩の横に大きなクスノキの生えた箇所を越す。傾斜が緩やかになり、すぐに山頂部に達する。広葉樹の多い林の中に山頂の表示があった。三角点はない。その先にNHKの看板があり、低いアンテナが立っていた。
多分、アンテナから南に下る道がありそうな雰囲気だったが、確認せずに往路を戻った。もちろん最後の箇所は、尾根のすぐ北側をトラバースした。薄い踏み跡があった。
写真、上は大津茂川沿いの道から見た城山(左のピーク)と北山(右の平らな峰)、下は北山の山頂である。
20251218城山と北山.jpg

20251218北山山頂.jpg

2025/12/18


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