
明日は早くも冬至である。1年が終わるとの強迫観念に襲われそうになるのだが、そこはいい加減なO型故に、「焦ってもしょうがない」と一種の諦観の境地にすぐに達してしまう。それはともあれ、冬らしさ、年末らしさが所々目につき、少しは焦る。
冬至が近いから暗い道路を歩くこと多く、片方で道路工事も多い。そんな中、障害物に引っかかる。山スタイルで町中も歩くから、あまり踵を上げない。だから先日、工事用の鉄板に靴の後ろが引っかかり、少しつんのめった。最近の工事は適当なのが多いから、注意が必要なものの、街灯のない、あったとしても遠くにしかない場合は障害物競走的になる。
年末になると人出が多くなる。なのに混雑の中でスマホ歩きをしている輩がいるのは、アホで邪魔以外の何者でもない。先日も京都地下鉄のホームの大混雑の中、急いで歩いていると、前にスマホ歩きの兄ちゃんがいた。邪魔なので追い抜いた瞬間、横から人が出てきた。僕はよく見て歩いていたから瞬間避けたものの、スマホの兄ちゃんはびっくりするほど飛び上がった。残念ながらスマホは落とさなかったし、衝突事故にもならなかった。
ついでに書くと、こんな中、中国からの観光客が減っているとか。京都民にとっては拍手である。
冬至が近くなると、しょうもないことだけではない。新幹線で移動すると雪山の景色が多くなる。新富士の前後には富士山、南アルプスの姿がある。名古屋から岐阜羽島の間では、この冬初めて御嶽山のくっきりとした姿を見た。西横には乗鞍岳もあった。
米原から関ヶ原寄りには伊吹山があり、白くなってきた。その西奥には金糞岳が、やはり白くなっている。1300m台の山とはいえ、いよいよ冬である。温暖化で冬の到来が遅くなったと感じ、冬嫌いの者にとっては明るくもある現象ながら、でも冬景色をやっと見るだけなら楽しい。
今年の夏から秋にかけて雨が少なかったのか、琵琶湖に注ぐ野洲川や京都の鴨川の水量が極端に少ないと思う。おかげで魚の泳げる面積が小さくなり、サギにとっては絶好の漁場の出現らしい。そんなサギの集合を何回か見た。
写真はつい先週の鴨川のサギである。その横で烏が鳶にちょっかいを出していた。鳶が拾った魚を烏が横取りしようとしていたのか。


2025/12/21