
いつものM君を誘って奈良盆地南部の丘を歩いた。場所はというと、御所(ごせ)と高取の境界付近である。巨勢(こせ)、国見という歴史的な地名が点在する地域でもある。丘がいくつかあるので、一周するようにして3つの三角点をたどり、ついでに古墳も巡った。
もう少し説明すると、京都からの直通電車で近鉄の橿原神宮前駅で出て吉野線に乗り換え、葛駅で降りた。駅から南西に歩き、巨勢山(295.7m)に寄り、吉野口駅(近鉄吉野線とJR和歌山線の駅が併設されている)の先で北西に進路を変え、御所市中心部の南側に向かった。
御所の平野部に出ると、金剛山と葛城山が間近である。そこで進路を北東に変え、巨勢山古墳群の丘に上がり、稜線に連続する古墳の上を縦走しつつ最高点(286.0m、朝町山のプレートがある)を越え、室という村落に下りた。
その後しばらくは日本武尊陵を含め、大きな古墳見学をしつつ、巨勢の北東側にある丘、国見山(229.1m)に登った。神武天皇が大和を平定して国見をし、「いい国だ」(意訳)と語ったとかいう丘だそうだが、本当のところは怪しい。
その後、吉野線の市尾駅まで歩いた。行きに降りた葛駅より1つ橿原神宮前駅寄りにある。帰り、市尾の次の駅は壺阪山駅であり、飛鳥の領域となる。それなのに、今回歩いた地域はまったく知らなかった。奈良の歴史的奥行きは深い。とくに奈良盆地の北部で育った者(つまり僕)にとって、歴史が好きなら(あまり興味はないものの)、行くべき場所が多々ありそうだ。
葛駅を出たのが8時15分、市尾駅に着いたのが17時だった。
写真、上は巨勢山古墳群の323号墳である。ここには600以上の古墳があるそうだが、石室が見えたのはこの323号墳だけだった。下は市尾墓山古墳から見た国見山(中央手前)と葛城山(中央奥)である。左手にわずかながら金剛山の稜線も見えている。
追記:巨勢の古墳群は約800と御所市のガイドにある。


2026/01/31