
巨勢山から下り、国道309号線に戻った。少しだけ国道(歩道あり)を歩く。吉野口駅付近から国道と離れ、かつての街道、古瀬(こせ)の村落に入った。吉野方面と五条・和歌山方面の分岐点でもある。両方向とも大きな峠を越えることなく歩ける。
古瀬から北西に御所方面への県道が分かれるので、それに入る。朝町と呼ばれる村落が曽我川の支流に沿って続いている。小さな峠を越すと葛城山、金剛山がきわめて大きかった。
峠から下り終わると国道24号線に出る。北東へと歩き、工業団地の脇を通り過ぎる。右(山手)に向かって車道が分かれるので、それに入る。墓地への道で、入口に六地蔵がある。少し登ると石碑のような墓がある。その横に山道が伸びている。
巨勢山古墳群への入口である。道は整備されていない。要するにハイキングコースではないから、道標はない。あるのは立木に巻きつけられたビニールテープ程度である。とはいえ、テープは脇道にも付けられているから、地図が必須となる。
その山道に入り、藪漕ぎ気味に登ると、すぐに323号墳の表示があり、その右手に古墳があった。稜線上には多くの古墳が続くのだが、石室が見えるのはこの323号墳だけだった。
323号墳から少し下った後、標高差100mほどの急登になる。植林の中、古墳の表示がいくつもある。急登が終わった付近が少し開け、木の間から平野部も見えるので、そこで昼食にした。ただし日差しがなく、北風も吹いて寒かった。
昼食後は標高250m強の稜線が続く。南側がゴルフ場の敷地で、落葉広葉樹の林になっている。気持ちのいい歩きに変わるものの、笹原があり、道の不確かな箇所も出てくる。古墳(円墳)の上のアップダウンも混じるので、踏み抜かないかとの心配も加わる。
114号墳の表示が見えると、そこに三角点(286.0m、点名は谷山)があった。近くに朝町山の名札もある。もっとも、三角点の直前のピークの方が少し高いように思えた。
三角点ピークからは直進ではなく、右手に折れるようにして稜線を下る。脇道が多くなる。巨勢山古墳群はハイキングコースではないながらも、それなりに歩かれているので、踏み跡が不明瞭になれば「間違ったのでは」と地図で確認すればいい。
道が北を向くようになり、下り始める。後はほぼ一本道、道幅も広くなり、古墳の番号が600を越すと(最後は606)、その先に獣避けがあった。通り抜けると室の村落に出る(郵便局のすぐ東側)。そこにも巨勢山古墳群の案内板はない。
上の写真は室の村落から見た巨勢山古墳群の稜線、下は巨勢山古墳群の三角点である。奥の木の幹に白く見えるのが「114号墳」の表示である。山頂も円墳の形になっている。


2026/02/01