川北英隆のブログ

西堀榮三郎記念探検の殿堂を

東近江市にある西堀榮三郎記念「探検の殿堂」を訪問し、長谷川伝次郎展「仏の世界を撮る」を観てきた。京都から少し遠かったが、時間をかけて行く値打ちが僕にはあった。
目的は何か。長谷川伝次郎がカイラスに入って写真を撮ったというので、ではカイラスとは何なのか、今はどうなっているのかを見学者に伝えるため、その写真を僕が提供したからである。
当然ながら、どのような展示なのか見たいというのもあった。この展示のことは昨年の11/4と11/22、このブログで書いたとおりである。
どう行ったのかというと、東海道本線に乗り、近江八幡駅で降りて近江鉄道に乗り換え、八日市駅で降りた。駅からはコミュニティバス(ちょこっとバス)、タクシーがある。
今回、行きは駅から歩いた。途中、小田苅(こたかり)のある近江商人郷土館(季節休館中)や、いくつかの村の神社などを見つつ歩いたからか、1時間15分かかってしまった。事前には1時間位かなと思っていたので、「遠い」と感じてしまった。帰りは館長さんの運転で八日市の駅まで送ってもらった。
実は行きも、駅まで迎えに行くと言ってもらったのだが、近江の田園風景を見たかったため、断ってしまった。11/4には「散歩として歩くか(そんなアホな)」と書いていたのに、ほんまにアホなことをしたものだ。
探検の殿堂が八日市駅から遠いのには理由があった。東近江市が2005年の市町村合併によって生まれたからである。その以前、八日市駅は八日市市にあり、一方の殿堂は当時の湖東町に1994年に建てられた。殿堂のある付近はかつての湖東町の中心部であり、町役場(今の東近江市湖東支所)が目と鼻の先にあった。
西堀家とは、そもそもは湖東町を本拠地とした近江商人だったとか。そこに竹下内閣の「ふるさと創生資金」1億円が配られたので、湖東町は予算を組み、殿堂を作ったそうだ。90年代の初め、日本の経済が良かった(80年代後半のバブルの余韻が残っていた)こともある。
館内はどうなっているのか。
1階は西堀栄三郎の展示である。東京に住んでいた頃の部屋が復元され、南極の石などを含め、資料が展示されている。まだ整理中で、その整理に加われば新たな発見があるかもしれない。
2階は日本の探検家のコーナーである。日本を代表する50人の探検家の絵(日本画)と解説が並び、その横で特別展が開催されるようだ。今回の長谷川伝次郎展がそれである。
東近江市の平地にある(駅を除く)特定の場所を目指して歩くのは初めてだった。奈良や京都だけではなく、近江も文化発祥の地だと再認識した。近江商人の強さというか広がりも感じられる。
長谷川伝次郎展は2/15までだが、4月から名古屋千種区にある「揚輝荘」(松坂屋初代社長の別荘、その初代社長は長谷川伝次郎のパトロンでもあったとか)で長谷川伝次郎没後50年展「仏跡・仏像の世界」が開催され、そこに今回のカイラス関係の資料も展示されるとか。
今回の展示会を見逃した場合、名古屋に出かけ、ひつまぶし(ひまつぶしではない)を食べるのもいいかも。
写真、上は西堀榮三郎記念探検の殿堂の外観である。池にはカモがたくさん泳いでいた。下は鈴鹿山脈の最北、霊仙山である。真っ白なその姿を新幹線からとは違った角度で見られて良かった。
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2026/02/07


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