川北英隆のブログ

ナトロン湖畔へ移動

ミリアカンバ小屋に泊まった翌日はアルーシャまでの移動だった。途中まで往路を下った。行きと同様、深い谷を橋で渡った後、少し先で往路とコースを変え、滝へ向かった。Tululusiaという滝である。
雨が長らく降っていないにもかかわらず、滝の水量が豊富だった。前日、メルー山頂付近がうっすら白くなっているのを思い出した。山頂部にかかる霧が雪となる。火山灰には雨季の水分が蓄えられる。それらが湧き水となり、沢となり森林を潤し、滝となって草原に注ぎ、動物を育む。
モメラゲートの手前の草原では行きと同じ動物が見られた。キリンやイボイノシシをきわめて近くで見られたのは、ハイキングでサファリする観光客が多く、動物が慣れているからだろう。
モメラゲートで手続きをしてレンジャーと別れた。公園の境界のゲートでポーターが作ってくれた昼食を食べた。
その後、アルーシャ市内のホテルに宿泊した。冷房システムに不具合のあるホテルだったが、アルーシャの標高が1400mあり、かつ湿度が低いので大きな問題はなかった。
翌日はオルドイニョ・レンガイの麓までの移動日である。アルーシャを出発し、ケニアとの国境、ナマンガの手前まで幹線道路(A104)を走る。1994年のキリマンジャロの時、ひどい地道だった。2011年のときには舗装道路になっていた。今回は広い道をたくさんの車が走っていた。周辺に家も多くなったように感じた。
Longido村で幹線道路から左に折れ、地道に入った。アカシアが点在する広大なサバンナ地帯であり、マサイがかつて遊牧生活をしていた土地なのだが、今は家が建ち、マサイは定住に近づいている。そんな中を走るとキリン、シマウマ、ヌー、ダチョウが見られた。
途中、近くなったオルドイニョ・レンガイを望みながら、木陰でランチボックスを広げた。マサイの子供が3人集まって来たので、ガイドの許可を得て不要な食べ物を進呈した。
オルドイニョ・レンガイが近づくと、ナトロン湖とマニャラ湖との分岐に出る。ナトロン湖はオルドイニョ・レンガイ近くの湖(ただしアルカリ度が非常に高い)であり、当日の宿(マサイが経営するロッジ)に近い。
そのロッジに着き、部屋割りが終わった後、ナトロン湖へとフラミンゴを見に出かけた。ところが大粒の雨が降り始め、しかも霰混じりになった。ロッジで合流したマサイのガイドが言うには、「しばらく雨が降らなかった、君たちが恵みの雨をもたらしてくれた」とか。嬉しいような、嬉しくないような。いずれにしろフラミンゴは翌日回しになった。
雨はじきに上がり、地面はすぐに乾く。夕食はロッジの草原に備えられたテーブルで食べた。虫もいなかった。中国からの団体客もいた。
写真、上はオルドニョイ・レンガイ近くでの昼食時に集まったマサイの子供である。木はアカシア、山はオルドニョイ・レンガイである。下はマサイのロッジのフロントである。半分テントでできたロッジが展開していた。
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20260226マサイロッジのフロント.jpg

2026/02/26


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