川北英隆のブログ

付け焼き刃やね

日本は戦略的に考えるのが苦手なのか。目の先に迫った問題への対処に没頭し、全体的な設計図を描けない。横への展開を完全に近く忘れてしまう。要するに付け焼き刃である。
いくつもの事例を挙げられる。
スマホ見歩きが、「今あるものしか見ない」日本人の性格を如実に表している。海外から観光客もスマホ見歩きをしているが、日本の外に出ると「そんな奴おらんで」だ(前回の旅行がタンザニアだったからかもしれないが)。
スマホ見歩きの観光客の外人、日本が安全だとすぐさま察知し、日本人の真似をしているのだろうか。海外でそんなことをしたら、隙だらけ、すぐさまスマホをひったくられるだろう。もしくはハンドバッグはもちろん、腕時計でさえ奪われかねない。
日本でのポイントの氾濫も、もう1つの事例だろう。猫だまし的なポイントが多すぎる。そんなしょうもないポイントを作るくらいなら、セールの日や時間や商品を設定するとかして、人気ポイントに対抗しろやと思う。
ちなみに僕が利用しているポイントはアマゾン、楽天くらいで、これに交通系のスイカ、JR東海ステーションポインが加わる。交通系はカードで乗車するとポイントが自動的に貯まるから、その溜まったポイントを利用するだけである。
他にもカードやネットで注文をすると自動的に付くポイントがあるが(あまり利用しないJR西日本もその1つだが)、結局は「わざわざポイントのために店を利用するのがアホらしすぎる」か、(dポイントなど)わずかなポイントのためにスマホを取り出すのも面倒なので捨てている。
もう1つだけ事例を挙げたい。それはスキマバイトである。政府も人手不足対策としてスキマバイトというか兼職を応援している。しかし考えれば「アホやん」でしかない。そのスキマバイトが、本人の能力を高めるのならともかく、多くは小銭稼ぎが目的だろう。そんなことでは、「人手が足りないから猫の手を貸し借りする」だけに終わる。
AIの時代が差し迫っている。中途半端な、もしくは旧態依然とした能力しかないのであれば、時代から取り残され、失業しかねない。日本全体としてもAIを十分に使いこなせず、世界的な地位が低下していく。
政府としてまた個人として必要なのは教育である。その教育を基盤とした、猫の手ではなくAIの手というか能力を借りる働き方への志向である。企業もまた、AI利用が普通の社会とは何かを真剣に考え、その中での従業員の位置づけを設計すべきである。

2026/03/21


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