川北英隆のブログ

カナリア諸島の火山噴火

9/19、カナリア諸島のパルマ島で火山が噴火した。クンブレビエハ(Cumbre Vieja)火山である。噴火は1971年以来とか。このパルマ島、世界各国が天文台を設置し、宇宙を観測している。それがどうなったのか、まず心配した。
2015年6月にカナリア諸島を旅行した。メインはテネリフェ島にあるテイデ山(3718m)に登ることだった。そのついでにパルマ島にも寄った。
パルマ島で一番覚えているのが現地ガイドの肩に止まるカラスである。2015/06/20のブログに、そのパルマ島のカラスの写真をアップしておいた。バックに天文台が写っている。
カナリア諸島だが、ハワイなどと一緒で貿易風の影響を受け、いつも同じ場所(島の北東側)に霧がかかり、雨が降る。
パルマ島の場合、北側に2000mを越す大きな火山があり、その火口が南側に崩れ落ちている。全体がラ・カルデラ・デ・タブリエンテ国立公園(Parque Nacional de la Caldera de Taburiente)になっている。この火山の北側に車道が付けられ、天文台もそこにある。
それで肝心の火山の噴火だが、天文台付近ではなかった。当然だろう。高い予算を使って施設を設置するのだから、火山の爆発の可能性は十分に調査しているはずである。
パルマ島は南北に長い逆三角形型になっている。グーグルマップの航空写真版やグーグルアースで見れば一目瞭然なのだが、先に説明した天文台のある大きな火山の南側に、多くの小さな火山が南北に連なっている。その小さな火山群がパルマ島を南に向けて長くしていて、島全体が逆三角形になっているわけだ。噴火したCumbre Vieja火山は、その南北に連なっている火山の1つらしい。
ついでに書くと、グーグルマップでは島の真ん中の少し下側に噴火した警告(ビックリマーク)が記されているが、本当はもう少し南だと思う。というのも、記事によると、溶岩がすぐに海岸に達したとされるし、飲み込まれた家の数が100軒だったか、少ないから。もう少し北側であれば、もっと多くの住宅がある。
ここまで書いて、当時、パルマ島の西海岸で昼食だったのを思い出した。そこのレストランにいたガチャ三毛、どうしているだろうか。今回の火山の噴火には無関係だろうが、コロナの影響で観光客が減り、レストランが閉鎖された可能性もある。それに6年前のことだから、生きていてもバアさん猫かな。思い出したので、そのレストランの三毛猫のサイトにもリンクを張っておく。

2021/10/01


トップへ戻る